フェアビュー　インターナショナルスクール　ワングサマジュ校見学記

今日はフェアビューの総本山「フェアビューインターナショナルスクール」のワングサマジュ校に行って来ました。相変わらず生活しやすそうなワングサマジュのエリアにあるこちらのインター。セキュリティーもしっかりしています。

カードで通るタイプ

エレベーターホール

2015年度、新年の状態は40％がローカルからの生徒、残り60％の生徒は世界各国から集まるインターナショナルの生徒だそうです。日本、韓国、中国、英国、フィリピン、カンボジア、タイなどなど。色んな国から色んな生徒が学んでいるので、飛び級をして頑張る子もいるのだとか。

アートクラス前の展示物

ここの特徴としては、何と言っても小中高一貫してIBプログラムを採用している事。本校と言う事で、ここには12年生「IBDP」コース（大学受験資格取得コース）もあります。IBについての考え方はこちらから復習しましょう。

http://www.malaysia-magazine.com/immigrate/lifeinfo/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%8D%92%E6%A5%AD%E5%BE%8C%E3%81%AE%E9%80%B2%E8%B7%AF.html

カフェテリア

マレーシアのインターナショナルスクールでは、高校3年生時の受験時をどこですごすか、選択する必要が出てきます。フェアビューワングサマジュ校には、日本では高校3年生にあたる12年生「IBDP」コースがあるため、そのまま「11年生時の成績が良ければ」転校せずに12年生にあたるIBDPコースに進む事が可能です。

ライブラリーの入り口

ライブラリーの中には語学室などの小部屋があります

最近流行のリラックススタイル

ここでの「成績が悪ければ」他の学校のIBディプロマコースを選んで、IBカリキュラムでの大学入学資格を目指すか、フェアビューにもう１つ仕組みとして組み込まれているIGCSE（ケンブリッジカリキュラム）の統一試験を受ける事も可能だそうです。

低学年は学校でPCを。高学年は各自持参です。

ここで確認したいポイントは、フェアビューのIBプログラムは「全人教育」を基本的な目標としていますが、実際にIBで良い成績を収めるのは大変な事なので、いわばメタ認知向上と相対的な考え方を身につけるための新しいカリキュラムと基礎学力を追う従来のカリキュラムを両方追って行く2重の努力が必要になってきます。ご両親ご自身がお子さんの勉強を見ないタイプだった場合、英語が話せない場合、中学校くらいからおそらく厳しいのではないか・・・と勝手に推測中です。

ライブラリーから見たスイミングプールと校庭

また、これも個人的意見ですが、再三触れているのはIBは全人教育を目指すもので、どちらかと言うと「代表者」「政治」「人事」「ビジネス」「芸術・文化」そういった単語に良くフィットするのではないかと考えています。化学・工学・医学などは、網羅的な考え方もありがたいのですが、やはり基礎学力がものを言う分野も多くありますので、その辺は家庭毎にしっかり話し合いをしたほうが良いと思います。

カフェテリアから見た校庭

ちなみにフェアビューで私が面白いと思ったポイントは、「寮では昼ご飯などを自分たちで作る」と言う事になっている事。栄養面はどうするんだろう・・・と母親は思うはずですが、その事を考える事からIBなんだそうです。納得。ちなみに私も寮生活でしたが、先輩のチャーハンなどを作っていました。栄養面、生活面、親が心配していたであろう事は、100％記憶にありませんが、栄養を考えたくない人は誰かと仲良くなる事で乗り越えたり、心配になった人は自分で栄養を調べたり。困ったら誰かに助けを求めたり。あそこではかなりサバイバルなコミュニケーション術を学べたので、良かったです。

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