icon-planeマレーシア人から学んでいること | マレーシアでちょこっとだけ子供の教育を考えた。

こんにちは。野本です。
マレーシアの多様性半端じゃありません。

 

昨日、南国新聞の記者の友人に誘っていただき、「バイサキ」という新年を祝う行事で、
初めてシーク教寺院に行って来ました。

 

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シーク教といえば、「ターバンを巻いた北インドの人たち」くらいしかイメージがなかった私です。
南インドの人が多いマレーシアではシーク教徒の数は少なく、普段あまり見ることがないのです。

 

お寺にはスカーフをかぶって入ります。
皆が、見ず知らずの私を優しく歓迎してくれた上、
いきなり美味しいスナックとチャイを振舞われ驚きました。
ここでは「食べること」がとても重要なのだそうです。

 

そして説明を受けて心底驚きました。
お寺には驚くほど大きな台所があり、
毎日食事をふるまっており、誰でも(異教徒でも)無料で食べられるのです。
宿泊もできるので、誰でもいつでも泊まることが可能だそうです。
しかもお金持ちも貧乏人も、ここでは平等です。

 

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子供も話を聞いてびっくり。「世界から貧困がなくなるね」と言いました。

 

以下、間違っているかもですが、インド人の信者の方から聞いた説明です。

 

人間は皆平等という思想の宗教

 

シーク教は比較的新しい宗教で、500年くらいの歴史があります。

 

教義は簡単にいうと主に3つ。
・善人であること
・自分の仕事を一生懸命すること
・稼いだものをシェアすること
そして、グル以外は老若男女、全員平等です。
偶像崇拝や苦行、儀式や迷信を否定しており、現実的な宗教のようです。

 

寺には像もなければグル以外の上下関係もありません。

 

二階に上がると、お経を読む声が聞こえました。
パンジャビ語で書かれた経典が非常に大事にされており、お正月はそれを途切れなく読みます。
英語に訳されており、私たちも全文を読むことができます。

 

寄付をすると、小麦粉とギーと砂糖を混ぜたお菓子をもらいました。
配分が等分になっており、それは平等であることを意味するのだそうです。

 

人々は、その場でくつろいでいるように見えました。
その声を聞く「場」にいるだけで良いのだそうです。
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お寺にはコミュニティーの機能もあるので、毎日開いているお寺にいれば、孤独も無くなります。
シンプルで、偶像も飾りもないお寺でしたが、この宗教が存続しているのは驚きです。

 

「食べること」が宗教の中で大きな位置を持っているそうです。
大きな鍋でカレーやチャパティを作っていて、私もチャパティを作りました。

 

聞けば、クアラルンプール近郊だけでも10以上のシーク教寺院があるとのこと。
マレーシアの政府観光局でもバイサキを祝うイベントが今月末行われます。

 

マレーシアにきてもう5年以上経つのに、未だ知らないことばかりです。
この国は歴史は短いですが、集まる人々の多様性が、やはり半端ありません。昨日マレーシアにこられた皇太子さまもマレーシアの多様性と寛容性について言及されていました。
私たち日本人がこの国から学べることは、本当に多いと思います。

 

昨日はタイのお正月でもあり、朝、タイ人の友達を囲み、皆でお祝いを述べたばかり。
一方、キリスト教の皆さんはイースターの準備をしています。
こういう話を、イスラム教徒、仏教徒の皆さんがニコニコ聞いています。

 

世界の広さに驚くとともに、マレーシアに来て本当に良かったと思いました。

 

ーーーー
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投稿日:2017/04/14  Posted in マレーシア人から学んでいること

こんにちは、野本です。

最近、移住組の日本人と話題になること、それは
「日本人はなんでこんなに語学ができないのか」ってコトです。

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マレーシア人の語学学習のスピードは早い

ときどき、マレーシア人に日本語を教えてますが、彼らの語学を覚えるスピードは凄まじいです。
すぐに覚えてしまう人が多く、用意した教材が追いつきません。
それも若者ではなく、普通の主婦に教えているのに、です。

今教えてる人は広東語、英語、マレー語を話します。日本語も正確な文法で漢字かな混じり文が書け、私から見たら十分なレベルですが、「日本語はまだまだ初心者」と言い切ります。

 

日系企業で働くマレーシア人女性、日本人上司の英語がわからないので、
自分が日本語を習った方が早い、と日本語ぺらぺらになっちゃいました。

マレーシアマガジンの読者もマレーシア人が増えてます。
記事にコメントを寄せてくれるのがマレーシア人ばかりでびっくりってコトもあります。
日本語の記事を読んで、自然な日本語でコメントを書くコトができるマレーシア人がゴロゴロいるんですよね。

 

彼らに言わせれば、「マレー語は簡単だから半年で覚えられる」とのことですが、半年でマレー語ぺらぺらになった日本人は少ないです。涙

で、日本人同士で集まると、「なんで日本人はこんなにできないんだろ……」って冒頭の疑問に戻るわけです。

 

日本語が「細かすぎる」?

日本語が細かすぎて覚えるのに異様にエネルギーを使うのか、江戸時代の鎖国が影響したのか、DNAが語学に向いてないとか、いろんな原因があるのでしょうが、総じて言えるのは「我々はコミュニケーションが下手な民族である」ってこと。

つまり日本人以外の相手とコミュニケーションする気持ちがないので、語学力が伸びないんじゃないかなぁ、と思うわけです。

 

かく言う私も最近仕事でマレー語が必要なシーンが増えてきました。昨日プトラジャヤに取材に行ったのですが、守衛さん(多分外国人)が話す簡単なマレー語が全然わからず「言葉ができないのは赤ちゃんと一緒だな」とうなだれて帰ってきました。
毎年、今年こそマレー語頑張る、と思うんですけどね。
うん、今年こそ頑張ります。笑

 

ーーーー
■3月10日、クアラルンプールのスタジオ「HIBANA Lab」さんで、子供の教育に関する「お話会」をやります「2020年日本の入試改革」「グローバル教育」「マレーシアの教育事情」などについて取材したことをもとにお話します。残席わずかだそうですのでお申し込みはお早めに。

http://wakuwakuijyu.com/blog/hibanalab/?p=640

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投稿日:2017/02/28  Posted in マレーシア人から学んでいること

日本では「グローバル教育」がホットです。文科省は「スーパーグローバル大学事業」や「スーパーグローバルハイスクール」など、グローバル人材を育成するための指定校をスタートさせました。けれども、本気でグローバル人材を育てるなら、海外、それもマレーシアに来るのが早いです。日本人だけで日本語で「グローバルとは」とか議論しても意味がない気がします。マレーシアに数週間いるだけで、グローバルとはどんな環境なのかが見えてきます。

■街を歩いているだけで「グローバル」が見える

グローバル化はマレーシアの街の至る所で目にできます。国内だけでもマレー系、中華系、インド系、さらに少数民族と多種多様な人がいるのに、外国人労働者の数はアジアでも飛び抜けて多く、普段接するのはミャンマー人やインドネシア人、バングラ人だったりします。

さらに中東やアフリカからの留学生も多く、中東からのハブとしても機能しています。ロシア語を話すムスリムのカザフスタン人や、中東系の人、アフリカ人が集まって住む場所もあります。

マレーシア人自身が寛容で、宗教や行動様式が違う相手を認める心の広さがあり、彼らから学ぶことは多いです。英語は準公用語で、コミュニケーションもスマートです。欧米など海外で教育を受けるマレーシア人も非常に多く、海外のことをよく知っていて驚きます。

■マレーシアは多国籍企業の見本市

マレーシアにいると、世界各国のグローバル企業のチェーン店をたくさん目にして興味深いです。

ここ数年、吉野家・はなまるうどんやファミリーマート、サンマルクなど、マレーシアへの日系企業の進出が目立ちます。しかしマレーシアに進出してくるのは日系企業ばかりではありません。

外食産業を例にとれば、先日フランチャイズ契約のトラブルで新聞種となった台湾のカフェ、チャタイム、南アフリカの鳥料理専門店ナンドス、フィリピン発のファーストフード・ジョリビー、インドネシアのJ.Coドーナッツなど、いつの間にか各国のチェーン店が当たり前になっています

オーストラリア発のファストファッションチェーン「COTTON ON」やイギリスに本拠を置くスーパー「TESCO」もおなじみです。中国発のSNSであるWechatを使っている人も多いです。

■世界に進出するマレーシアの企業

一方で、マレーシアの企業も海外に進出しています。格安航空会社のエアアジアは有名ですし、チーズケーキが人気になったマレーシアのレストランSecret Recipeは、今やブルネイ・中国、インドネシア、ミャンマー、シンガポールなどに支店があります。銀行のCIMBもカンボジアやタイなどに進出しています。

マレーシアのローカルブランドは値段が安いので人気です。シューズ・バッグのNOSEや靴ブランドのVINCCIは有名です。

日本に進出しているマレーシアの企業もあります。ストックフォト大手の123rfはマレーシア発のグローバル企業として米国、イタリアや香港、フランスなど9か国に進出しており、日本マーケットもそのうちの一つになっています。

昨年、京都に「フォーシーズンズホテル」を建てたのはマレーシアの財閥であるベルジャヤですよね。

子供がはまっているプログラミング教室であるKIDOCODEは、経営陣は全員イラン人で、国際色豊かなスタッフを揃えています。将来的には海外への進出も視野に入れているようです。

 

子供と街を歩いていて、企業名から本社の所在地やどの国の会社なのかをいちいち調べてみるのも、なかなか面白いと思います。

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投稿日:2017/02/01  Posted in マレーシア人から学んでいること