みなさんこんにちは、野本です。
最近日本に出張したのですが、その間、子供はアラダマンサラにある「MindSpace」という
米国式ホームスクールに3日間、体験入学させてもらいました。
MindSpaceは本校がモントキアラにあり、本校の方は結構大勢の生徒がいるのですが、
アラダマンサラの方はまだまだ生徒が少なく、先生の方が多いくらい。
最近の子、エプソムカレッジに体験に行ったり、プログラミングスクールに行ったり、
親に付き合ってフィリピンの英語学校に行ったりと、あちこちの学校にお世話になってますが、
米国人の先生たちが多いこのホームスクール、かなり楽しかったようです。
ホームスクールといっても形式はさまざまです。ここの校舎はオアシスのビルの1−2階にあり、外からはその全貌が伺えませんが、実はかなり大きい。
10以上の教室、音楽スタジオ、木工製作室、トランポリンのある小さな庭、障害児用教室、キッチン、カフェ、イベントスペースなどが完備されています。まだまだ工事中のところもあり、さらに大きくなるみたいです。
クラスは4人。12歳から16歳までの複式学級で、一人の先生がすべての教科を教えてくれました。
担任はアメリカ人女性で、「とにかくテンションが高くてノリノリ。毎秒のペースで笑いがある。しかも全教科に精通してる」そう。
朝学校に行くとまず何をしてもいい30分のフリータイムがあります。その後スペイン語と英語の歌を歌って、算数、歴史、休憩、ボキャブラリーとスペリング、ライティング、科学、という時間割です。
ブレイクタイムではカフェに集まって軽食をとったあと、人口芝のある小さな公園で小学生から中学生まで全員で鬼ごっこをしたそうです。「この公園が入り組んでて、面白かった。すべてのブレイクとランチが楽しみすぎた」そうで……。
マレーシアの子は学年関係なく一緒に遊ぶことが多いですよね。
科学では雲やひょうの起きる仕組みや太陽からの放射線について学び、歴史ではイギリスで起きた出来事や聖書を学んだそうです。暗記科目もビンゴとかゲーム形式とかで覚えるので、遊び感覚で楽しめてしまうのだとか。
子供は「授業は異様に面白かった。少人数だからとにかく先生との距離がグッと縮まる。全体に学校ぽくなくて、とても緩い感じ。これなら休んでも怒られないなーと思った」と言います。
「先生は生徒と友達みたいな感じ。例えば、ダンスの時間、フツーの先生は高みの見物してるよね? けど、ここでは先生がタンバリン持ってイエーとか言いながら踊っちゃう。それに僕が入った瞬間大歓迎してくれて、あ、これは休めないな、って感じになった。すべてのブレイクとランチが楽しみすぎて、一瞬にして時がすぎる。そういえば一回も怒られなかった。あれなんでだろう」とのこと。
家具作りや料理、園芸なども教えてくれるそうで、キッチンや木工製作室、小さな庭などが完備されています。障害児教育もして行くそうで、その人それぞれの障害に対応した道具を見せてくれました。
ビザがないと入れませんが、アメリカの通信教育で米国の高卒資格が取れるそうです。
モントキアラの方は人数が多いので、もっと学校ぽいかもしれないですね。
それにしても、真面目な学校からゆるい学校まで色々選択肢があるのは良いですね。
今まで日本の学校3校、マレーシアの日本人学校、インターナショナルスクール、ホームスクール、そしてフィリピンの英語学校といろんな学校を見てきた子ですが、「その中でも1、2に入る楽しさ」だったそうですよ。
そのうち夏休みのサマースクールもやるといっていました。楽しみです。
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