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日本の科学研究はなぜ大失速したのか

 

日本の科学研究はなぜ大失速したかー今や先進国で最低の論文競争力
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51370

 

という記事を読みました。以下引用です。

 


英科学誌ネイチャーに、日本の科学研究がこの10年間で失速していることを指摘する特集が掲載された。
ブレーキがかかった、などという生やさしい状況ではない。飛行機ならば今すぐ手を打たないとクラッシュしかねない失速状態にまで追い込まれていると言われたのだ。
論文データベースScopusによると、15年までの10年間に、世界中では論文数が80%増加しているのに、日本からの論文は14%しか増加していない。
特に、コンピューターサイエンス、私が関係する生化学・分子生物学、そして、驚いたことに、日本の得意分野といわれる免疫学で、その傾向が顕著である。数が減っても質が保たれていればまだしもなのだが、ネイチャーが選定した各分野の超一流雑誌への日本からの論文数も残念ながら低下し続けている。
また、日本の研究者が参加する国際共著論文の比率も続落と、どの指標をとっても退潮の一途であることが見て取れる。

「現代ビジネス」日本の科学研究はなぜ大失速したか 〜今や先進国で最低の論文競争力 より引用

 

文系学部をなくす、という議論が一時話題になったことはありましたが、理系は高いレベルを維持していると思っていたので驚きました。ちなみに文系の私、論文は大学で1回しか書きませんでした。
それも論文と言えるのかどうかすら微妙なレベル….。

 

執筆者は大阪大学教授。
少子化や研究費が増えないことも理由にあるものの、根本には大学のシステムが抱える問題があるといいます。
日本の論文数の現象については、3月にネイチャーが記事にして以来、話題になっているようです。
http://www.nature.com/news/numbers-of-young-scientists-declining-in-japan-1.10254

 

システムは以前から変わっていない筈なのに、なぜ急にこんなことになってしまったのか?
突然論文を書く人が減ってしまったのか。
学生や教授が忙しすぎるのか。
理由はさっぱりわかりません。
文科省が教育改革を急ぐ理由もこの辺りにあるのかもしれませんね。

 

何か指標のミスであると良いのですが、日本の研究もまだまだイケてると信じたいところ。
頑張って欲しいですね。

 

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