icon-plane マレーシアのインターナショナル・スクール事情は他国のお手本になるか

マレーシアのインターナショナル・スクール事情は他国のお手本になるか

こんにちは、野本です。

 

マレーシアのインターナショナル・スクールの成功とは?

 

興味深い記事を教えてもらったのでご紹介します。
http://istimes.net/articles/1002
10年後には、生徒数1千万人へ!なぜ、インターナショナルスクールは世界で大人気? マレーシアとベトナムの事情から考える。

 

世界中でインターナショナル・スクールが増えてます。しかしマレーシアのインターナショナル・スクール解放の「成功」が他の国のお手本にとは思いませんでした。

 

マレーシアは、政治的な事情もあり、インターナショナル・スクールの門戸を国民に解放しました。人種制限を撤廃したのです。
今やインターナショナル・スクールはローカル中間層以上が通う普通の学校になりつつあります。記事によれば、すでに170校もあるそうです。

 

毎年どんどん新しい学校が開校するので、ついていくのが大変です。そして当初「こんな辺鄙なとこに学校作って大丈夫かなー……」と思っていた学校(例・International School@parkcity)が、あっという間に入学待ちになったりします。一方で、生徒が集まらなくて閉校になる、という話はあまり聞かないです。

 

人気の秘密は英語だけではないその教育の新しさ

 

インターナショナル・スクール人気の理由は、英語の必要性だけではないです。肝は、その教育の新しさにあります。
伝統的な教育は、工場労働者やサラリーマンを作るのに最適な方法でした。休み時間にしかトイレに行けないというのは、まさに工場っぽいですよね。そして、「先生が大勢の子供に一方的に知識を与える」というスタイルを取ります。私たちが受けてきた馴染み深い教育です。
アジアでは、日本もマレーシアも、そしてシンガポールですら、公教育は未だにこの「知識偏重」スタイルから変わっていないのが現状です。

 

ところが、インターナショナル・スクールではこの考えを真っ向から否定します。「知識を覚えることにあまり意味はない。それよりインターネットでリサーチしろ」というわけです。ただよく誤解されますが、全く覚えなくて良いわけではないです。そしてとにかく生徒に考えさせます。IBの生徒たちを見ていると、考えすぎて頭がおかしくならないか、心配になる程です(考えるのが嫌いなお子さんにはIBはオススメしません)。

 

マレーシアには、先端教育の急先鋒とも言えるIBから、折衷型のイギリス式、オーストラリア式、カナダ式があります。さらには「やっぱり子供が長時間机に向かってくれないと心配」という親の期待に応えて、伝統的教育観と先進的な教育をミックスさせたマレーシアならではの「ローカルインター」と呼ばれる折衷式をとる学校もあります。ローカルインターは、ローカル校並みに宿題も出るし、機械的な計算などもしっかりやらせるので人気が高いんです。

 

基本の英語さえできれば、選択肢が圧倒的に広がるマレーシア。この選択肢の豊かさが、マレーシアへ子供を連れてくる何よりのメリットだと思っています。

 

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■マレーシアマガジンのインターナショナルスクール見学ツアーに同行しています。スカイプ面談付きで、丁寧にご相談に乗ります。ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。

http://www.malaysia-magazine.com/school_tour/tour4.php

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