icon-plane 運動嫌いの私のジム通いが続いている理由ーー好きでいられる仕組みを作る

運動嫌いの私のジム通いが続いている理由ーー好きでいられる仕組みを作る

新年になると、毎年目標を立てますよね。
今年こそはいっぱい運動する!とか今年は痩せる!とか。

年末、一時帰国したときに出版社時代の友人から
「野本さん、ジム行ってるんだ。スポーツ嫌いじゃなかったっけ?」
と聞かれ、はっとしました。

おー、そういえば。

毎朝のジム通いが、2年半近く続いてます。
減量も(たった5キロですが)達成しました。

日本でもジムには入ってました。しかし1週間に1回行くのが精一杯。
ジムのほかにも、マラソン、ビリーズブートキャンプ、DDR…、痩せようと思っていろいろやりました。でも長続きしないんですよ。

それが、いまでは毎日のように行って運動しています。なぜなのか??

 

◼︎小さい楽しみを見つけて、継続の原動力にする

 

マレーシアは車社会なので、普段ほとんど運動する機会が得られません。
体力は落ちる一方で、3ヶ月に1回は風邪をひいている始末でした。
ローカルの友人に強く勧められ、健康のために渋々ジムに入ったのです。

最初のころは、ヨガのクラスに一週間に1回行き、地味にトレッドミルなどをこなしていました。日本のジムとたいして変わらないなーと思っていました。

ところが、 入って半年くらいしたら変化が起きました。
ズンバのクラスにハマってしまったのです。

なにこれ、楽しいじゃん!

最初は1時間がキツくてキツくて「早く終わらないかなー」と思っていたクラス。数ヶ月続けたら、体が慣れてきたんですね。

単純に体を動かすことの気持ち良さにハマってしまいました。
しかも終わると1日明るい気分が持続するんですよ。

続けているうちに、体力に自信が出てきて、キックボクシングやダンベル、ピラティスにも出るようになりました。

 

◼︎嫌なことはやらない

ジムの常連になると、いろんな人が声をかけてきます。

なかには、「このクラスに出るべきだ」などと、他人の行動に口出ししてくる人が出てきます。
最初は素直に従っていましたが、合わないクラスに無理に出ると辛いのでやめました。

グループを作って行動したがる人もいます。
しかしみなで同じクラスに出ることに、さほどの意味を感じません。無理に楽しくないことをやって、運動自体が嫌いになってしまったら意味ないです。

いまでは自分でその日の体調に合わせて決めています。
そのとき一緒に同じ空間にいる人と交流します。

◼︎習慣を続けてたら人生が変わる

そんなわけで、私のジム通い、いまではすっかり習慣になっています。

肩こりは治るし痩せるし英語は毎日話すしマレー語は教えてもらえるし、いいことづくめです。

友人のなかには、本当に人生変わっちゃった人もいます。

運動嫌いで引きこもり気味だった中華系の友人、入会早々にシバムというダンスのクラスにハマりました。
入れ込むあまり、子守のためにメイドさんを雇い、昼夜関係なくジムに入りびたるようになりました。

そして昨年、専業主婦からいきなりインストラクターになってしまいました。
いまはトレーニングと教えるので毎日大忙し。人生がまったく変わっちゃったーと笑っています。久々にあったら、見違えるほどに痩せてます。

小さな「楽しみ」を見つけて、そこから日々の習慣にしていく。
「努力した感」「頑張った感」はないんです。
楽しんでる人にはかなわないですよ。

これね、たぶん子供も同じかなーって思います。

目標を立てて努力するよりも、思わず毎日やりたくなるようなきっかけを見つけて楽しんじゃうこと。これが目標達成のための近道かもですね。

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東洋経済の連載記事のリンクです。

http://toyokeizai.net/category/malaysia

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