icon-plane母が見た国際バカロレア(IB)校@マレーシア/シンガポール

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子どもが英語を話せるようになるために親ができることが3つあります。

 

1)きっかけを探すこと、

2)通じる英語を学ぶこと=成功体験を積む、

3)直されることを前向きに思えるような環境づくり。

 

1)きっかけ(モチベーション)

「もっとちゃんと英語を勉強すればよかった。」と後悔している大人は多い。

サラリーマンが海外転勤になったら、朝から晩まで英語漬けだ。

最近の傾向として、日本では市場が縮小しているので、

高成長のアジアの企業を買収することが多い。

すると日本の親会社が現地の子会社に本社の意向をプレゼンする必要性が出てくる。

その場合、現地子会社の社長が納得し実行に移せるようなプランでなければ机上の空論で終わる。

相当な英語力とコミュニケーション力が要る。

 

駐在員の妻も英語が話せないと大変。

仮に学校で数あるボランティア要請を断り続けたとしても、

個人面談では先生と1対1で話さなければならない。

ニュアンス含めた英語がわからないと

学習が本当にうまく行っているかどうかや問題点がわからない。

こういう時に限って夫は出張でいない。

仮に子どもがいじめらでもしたら、

先生と膝詰めで空気を読みながらも早いところ解決策を見いだすことが重要になる。

さらに学校で生徒向けに日本文化を紹介してほしいとお願いされることも常にある。

 

日本にいても外国企業に買収され、

いきなり外国人が上司となることが今後はますますあり得る。

買収されなくても本社社長が外国人ということやグローバル人事を導入する会社が増えてきた。

でも子どもはこのようなことは、当然ながら知らない世界のこと。

だから子どもは「英語を学ばなくては!」と真剣に考えない。

 

そこで親がそのきっかけを作ってあげる必要がある。

自分の子どもは何に興味が沸くか。

 

①映画が好きならせりふを覚える

②音楽が好きなら歌詞を覚える

③ペンパルを探す

④好きなスポーツ選手と共感する。

ソチ五輪・男子フィギュアスケートで金メダルの羽生選手は英語が分かるようになったから、

ライバル選手の課題を記者会見で聞けるようになった結果、

今回まさしく羽ばたいた

⑤キッザニアやディズニーランドが好きなら外国のそれに行ってみる

⑥海外サマースクールに参加する。

 

 

2)通じる英語を学んで、通じたという成功体験が次につながる。

「文法を習っても話せるようにはなりません。」と

マレーシアとシンガポールのインターナショナル・スクールの先生にきっぱりと言われた。

外国人に英語を教える専門の先生(English as Second Language)が口をそろえて言う。

確かに、 ”This is a pen.”が会話では出て来ることはまずない。

文法をベースに頭で一生懸命考えて話すとすっと言葉が出てこない。

実体験として私も最近習った中国語は考えながら話しているので、

単語一つ一つが出て来るのが遅い。

 

中学生向けのウィンタースクールでは、

習ったはずの文法も日本の中学生位に自由に書かせてみたらなぜか書けなかった。

実際に使ったことがないから身についていないのだと思う。

ただ、教えるとすぐに直して一見マスターしたように思える。

実際に使うと通じなくて悔しい思いをしたり、通じてうれしいと思ったりすることが大事だと思う。

言語は通じてはじめて会話になる。

 

3)直されることを前向きに

発音を直してもらうことが大事です。

自分で練習しているだけでは、正確に発音しているかどうかがわかりづらい。

日本人は言葉のアクセントの強弱をつけるだけ、

また文章のイントネーションをつけるだけでもだいぶ通じるようになる。

恥ずかしいと思うとできない。

日本語はあまり口を動かさなくても発音できるけれども英語を同じように話すと通じない。

恥ずかしいと思わない年ごろから「英語を聞く耳」を作ることが大事です。

聞こえてくれば直される回数も少なくなる。

自分が楽しいと思えると学習も自然と進む。

 

学校だけで得られないスキルは、

親たちがそれを学ぶ機会を与えるというのも親力の一つではないでしょうか。

 

この夏、お子様の英語学習のきっかけに海外サマースクールはいかがでしょうか。

 

3月31日〆切です。

 

http://www.globalkidsjapan.com

 

 

投稿日:2014/03/07  Posted in サマースクール | Leave a comment



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探究型教育法が

自然体で学びを好きになるサイクルの学習方法だから。

 

例えば、小学校中学年の理科の時間に太陽系を学ぶ。

基本的なところを習った後、各自深堀するテーマを決めて、

短いけれどもリサーチリポートが宿題として出る。

 

パソコンを使って検索して、情報に適した画像も貼り説明の補足をする。

子どもは木星を選んだ。

選んだ理由を聞いてみると、一番大きいからだそうだ。

調べる項目についても子どもが選ぶ。

木星が何から出来ていて、他の太陽系の惑星との違いや

太陽系での位置と名前の由来を調べると子どもが決めた。

 

教科書がないしパソコンで調べるので範囲が広い。

難しすぎる表現は本人が分からないので、データの取捨選択をする忍耐力も培われる。

画像を文章中に取り込む技術も別の授業で習っているのでスイスイ出来る。

 

ある程度の基礎知識は必要だが、簡単に調べられるので、

「調べたい」という気持ちが一番大事だと思う。

「学ぶ喜び」を知っていれば、好奇心から調べようと行動につながるし、

まとめられれば形になるのでうれしい。

褒められれば自信がついてもっとやってみる気になる。

 

この学習方法が色々な教科で毎日繰り広げられる。

 

この探究型学習方法には教科書がない。 (さすがに算数はある。)

教科書があると知識偏重になりがちで、先生が一方的に教えるスタイルになる。

話がへたとか、面白くないとか、先生に責任転嫁しがちだ。

 

でも探究型学習の場合には、日々自分が選択することが多い。

低学年は選択の幅が小さく脱線しないようになっている。高学年になればなるほど選択の幅が広がる。

自分で選んだテーマには責任を持つようになる。

勉強がノートに写す、話を聞く、覚える、という受け身のものではない。

 

現在私が募集している海外サマースクール(ネクサス・インターナショナル・スクール)の学校は

高校最終2学年で選択すれば国際バカロレア卒業資格(IBDP)を取得できる

いわゆる国際バカロレア校である。

小学部は、Enquiry Based(=探究型)カリキュラムでIBではないが、IBの原点である探究型です。

 

国際バカロレア(IBDP)を日本で3年以内に200校に増やす計画があり、

次々とIB入試枠を設定する大学が出て来た。

2012年の時点でIB資格を持つ日本人生徒の数が452名しかいないので

IB取得者にとっては大変有利である。

(出典:文部科学省) http://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/ib/1308004.htm

 

教育改革は高校からだと思うけれども、

小学生の時にこのような探究型の学習方法で学ぶ喜びを知って欲しい。

 

私が募集中の海外サマースクールでは英語の学びがメインだが、

この探究型学習も少しは体験できる。 ぜひ経験ください。

http://www.globalkidsjapan.com/#!summer-school-boarding-ib/aboutPage

 

今回は東京のみで本当に申し訳ないですが、

「グローバル人材育成に役立つ探究型学習」

講演+海外サマースクールの説明会を1/25,1/28,1/29開催します。

https://www.facebook.com/MalaysiaInternationalSchool

 

海外サマースクールの資料請求は[email protected]までお願いします。

 

鍋嶋麻奈

 

 

投稿日:2014/01/20  Posted in サマースクール | Leave a comment



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メイドさんにはいくら包む?

なぜ「福」が逆さまに?

お正月はどうやって過ごす? などの疑問に、、、、

 

子ども達が通うインターナショナル・スクールを卒業され、

在学生の素敵なママの甲田さんが、大変分かりやすく中国正月の由来や慣習をまとめてくれました。

 

2014年1月31日は中国のお正月です。(日本では旧正月と呼ばれていますね。)

中国ではその昔に農業用に作られたと言われる陰暦

(日本でも昔はこの陰暦(旧暦)で生活をしていましたが1873年に

太陽暦=西暦に切り替えられました。)と太陽暦との2つが現在でもあり、

お正月や中秋節など伝統的なイベントには全て陰暦が使われています。

また中国のお正月は元々、1年中畑仕事をしてきた人々のために耕作のできないこの時期、

一種の休息として15日間作られたものなのだそうです。

 

【お正月に纏わる伝説】

中国のお正月のことを人々は

「過年(グゥオニィエン)」とも言うのですが

これは文字通り『年が過ぎる』という意味であると同時に

『ニィエン』をやり過ごすという意味で、

伝説から来た言葉だとも言われています。

 

伝説によると何千年もの昔、大晦日になると

「ニィエン」という名の凶暴な猛獣がやってきて田畑を荒らし、

家畜や人間を食い散らしたため、人々は「ニィエン」をとても恐れていました。

 

「ニィエン」は赤い色、大きな音や火を嫌うので人々は大晦日に赤い色の洋服を着て、

竹を燃やしてパチパチと音をさせ、家の中へ入ってこないように

窓と門を閉めて赤いお札を貼り(春聯)、家族で世通し飲み明かしながら過ごしたそうです。

一夜明けて「ニィエン」が去ったことを確かめてから

人々は「おめでとう!」と口々に言ったというお話しです。

 

幸運色と言われる赤が多く用いられ、

「春聯」と書かれた貼り紙を玄関などに貼り、大晦日にご馳走を家族と共に食べ、

大晦日から新年にかけて、爆竹を鳴らしてお正月を迎える旧正月は、

この伝説から来ているとも言われています。

 

【元日の過ごし方】

お正月に神様をお迎えするため、

そして1年の厄を取り去るという意味で年末は大掃除となります。

 

大晦日には家族が集まり、食事をし、元日を爆竹と共に迎えます。

シンガポールでは爆竹による負傷者が毎年多く出たため、禁止となり

年末店頭では爆竹の飾りが売られるようになりました。

マレーシアでも確か禁止されていますね。

 

新年の朝は各家庭で、まず家の年長者への新年のご挨拶をして、

御先祖様、そして神様を拝んでからお寺や廟へ初詣へ行ったり、

縁起が良いとされている蜜柑を持って

親戚・知人宅へお年始回りに行ったりします。

(蜜柑の数は偶数。現在では2個が一般的です。

が、マレーシアは蜜柑の値段が安いためか沢山いただいたりもしますね。)

そして、お年始回りの際、『紅包』をあげます。

また、商売繁盛、そして幸運を呼ぶと言われるライオンダンスは

元旦からホテル、会員制クラブ、ショッピングセンターや

ビジネス街などで大活躍します。

 

このように中国の人は年末の厄落としから始まり、

お正月にご先祖様と神様を敬い、

家族・親戚・知人・友人の幸福を願います。

 

【紅包】

旧正月に『アンパオ』『ホンパオ』(紅包)

という言葉を耳にすると思いますが、

これは日本でいう『お年玉』にあたるものです。

 

『アンパオ』は福建語の発音で、『ホンバオ』はマンダリンです。

 

日本のお年玉と違うところは、結婚をしていなければいくつであっても、

例え働いていても貰えるというところです。

また、結婚後は年老いた両親へも。

そして、いつもお世話になっている人達

(コンドミニアムの警備の人達や掃除をしてくれる人達、郵便やさん、メイドさん)や

いきつけのレストランやバーの従業員の人たちなどにあげる人も多く、

偶数の数を入れていくつも用意している人もいます。

(4は不吉な数なのでご法度です。)

 

貰う人はお正月に赤い袋を貰うということに大きな意味があり

中身はラッキーナンバーとされる

『8』や1ダースのようにキリの良い数が好まれます。

(金額がいくらかは子供達以外、大人は当然期待していないのです。)

 

メイドさんも同じく気持ちだけ。

特にパートタイムのメイドさんの場合は、他の方もそうだからと

一か月分のお給料をボーナスとして、あげている方も多くみられますが

本当は『旧正月にボーナスという契約をしていない限り、

少しばかりの気持ちとしての紅包は良いことですが

例えば1ヶ月分のお給料などの請求があった場合は断るべきなのです。

(特にインドネシアやフィリピンからのメイドさんは旧正月は関係ないのですし。)

これはあくまでもこちらからの気持ちなので、始めに方針を決めて

雇うときにこの点について誤解のないように

確認をしておいたほうが良いですね。

 

また、「変わっていていいかも。」と思い、

日本のお年玉袋でくれぐれも渡さないようにしましょう。

紅包は真っ赤か金の入ったものでなければならず、

白が少しでも入っていると縁起が悪いので

大変な失礼となります。

 

紙幣は日本のように新札を用意するほうが

良いとされているので

お正月の1・2週間前から銀行の窓口には列ができます。

 

 

【春聯】

さて、年末にお店で売られているお正月用品の中で

文字の書かれた赤い紙を目にされたことがあると思います。

これは前述した『春聯(チュンリィエン)』と言われるもので、

お正月前に玄関の両脇や壁や窓に貼る、

お祝い文字の書かれた紙です。

 

由来は昔、桃の木の赤みを帯びた部分に仙気がこもっている

といわれたため、これを板にして縁起のいい言葉を書き、

また、伝説では赤を嫌う猛獣避けの魔よけとして、

そして幸福をよぶものとして以前は桃の木の板に書かれ、

家に飾られたものが現在では紙となって残っているのです。

 

【福】

ところで「福」という字が逆さまに貼られているのを見たことは

ありませんか?これは間違えているわけではなく、

中国語では「倒す」という発音が「到る」という漢字の発音と同じ

であるため「福を倒す」⇒つまり「福が到る(来る)」という意味に

なるためなのです。他に右上にあるように「春」という言葉や

「寿」、「財」や「富」という言葉も倒されます。

 

【お餅】

お餅はマンダリンでニィエンガオと呼ばれ、
大変おめでたい食べ物とされています。

それはニィエンは『年』そしてガオ(※)の発音が
中国語の『高』と同じ音のため、

年年高昇、
つまり子供達は背が高くなり成長するように、

そしてビジネスもより成功するようにという意味でもあるからです。

広東のお餅で『蔗汁年「米羔」』(ジェーチャップ・ニンコゥ(広東語))
と

呼ばれるものはもち米の粉と砂糖きびからとった片糖を
混ぜてつくられた茶色く円形のお餅で、

スーパーでは大体どこでも置いています。

もうひとつ広東系で同じように円形の白いお餅があるのですが、

こちらのほうはもち米の粉にココナッツと白砂糖を入れて作ったもので、

茶色いお餅も白いほうも共に柔らかいときはそのままいただき、

硬くなってきたら1センチぐらいの厚さに切ったとき卵に

くぐらせて
フライパンで焼いていただくととても美味しいです。

(卵をくぐらせる前に小麦粉をまぶす方もいらっしゃいます。)

是非お試しください。

 

(※)ニィエンガオのガオは『米』へんに『羔』と書きます。

 

【新年の挨拶】

中国のお正月は一般的に『新年快楽(シンニィエンクワィラ)』

『新年好(シンニィエンハォ)』と挨拶されるのですが、

どうも香港、マレーシアやシンガポールなどでは

『恭喜発財』(ゴンシーファーツァイ)と挨拶されることが多いのです。

 

これは勝手なる憶測だけでお話ししていますが、

中国大陸を離れ、他国の地で一生懸命に働き続けた

南の方に住む華人(中国人)にとって、骨休みできるお正月に思うのは、

やはり家族のために「財をなすこと」ことだったのかも知れません。

 

『恭喜発財』つまり、新しい年を祝って

今年もお金が、財産が増えますように!というような意味で

お正月にこのような縁起の良い挨拶が

日本でいう「あけましておめでとうございます。」の代わりに言われ、

定着してきたのかもしれません。

 

【中国のお正月とイスラムのお正月】

余談ですが、中国の陰暦はイスラム暦と同じ太陰暦なのに

なぜかイスラムのお正月は年々早まっていっていることに
気づかれた方はいらっしゃいますか?

これは単に陰暦とは言ってもイスラム暦は太陰暦である一方、

中国のは正確に言うと太陰太陽暦と呼ばれるもので違いがあるからなのです。

イスラムの太陰暦は太陽暦よりも11日間短いので
現在、

太陽暦で生活をしている私達から見ると
毎年お正月が早まっていくのですが

中国の太陰太陽暦は3年に一度閏月を加え、調整を行なっているため、

毎年ほぼ同じような時期にお正月となるのです。

ちなみに中国のお正月とイスラムのお正月が
次回同じ時期になるのは2029年だそうです。

 

 

投稿日:2014/01/14  Posted in 時事情報 | Leave a comment



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新年おめでとうございます。 Global Kids Japanの鍋嶋麻奈です。

 

年明けには人気のある海外サマースクールの〆切が迫っているのと

選び方が難しいと良く聞きますので、ご参考までに。

 

今回クアラルンプールでGlobal Kids Japanが開催した

海外ウィンタースクールに参加した

日本からの女子中学生の感想が寄せられています。

 

「発音がよくなった〜〜〜!」と親子で喜んでいた。

 

なぜ?

 

最後の日に子どもに感想を聞いた。

 

「アクセントをつけないと通じないということがわかった。」

「英語を勉強してるので、結構 何を話してるのか わかるだろうと思ったが

意外にわからなかった。イントネーション、

相手の目を見て積極的に話す事が大事だと感じた。」

 

 

お買い物に行く時に使う文章を午前中に練習した。

先生は指揮者のようにアクセントをつける指導をしていた。

午後に「はじめての買い物@英語編」を実践。

 

https://www.facebook.com/MalaysiaInternationalSchool/posts/675049919201947

 

「え〜〜〜 一人で行くの?」

との問いには、

「テレビで放映しているはじめての買い物もひとりでしょ。」

との先生の答えには返す言葉なし。

 

スーパーの商品の配置が日本と違って、何がどこにあるかわからない。

だから聞かないと見つからない。

最初はあいにくと通じなかった。

まず恥ずかしいし、英語を使って買い物したことないし、フレーズ覚えたばっかりだし。

何回か言って通じるはずだったが、難航した。

 

実は、ベーコンを買いに行く練習でした。

 

イスラム教徒は豚肉を口にしてはいけないので、

豚肉売り場は、牛とり肉と売り場が違うのです。

子どもは当然お肉売り場の近くだろうと先入観があって、質問の仕方も難しかった。

一人目の店員には通じず、二人目の店員をみつけて、再度挑戦。

 

通じた時には達成感があるのかうれしそうでした。

 

親御さんからのコメント

「普段秘密主義のティーンエイジャーが

饒舌(じょうぜつ)になって帰って来た。」

 

日常生活と違うことが一杯で、報告したいことが満載だったと。

 

 

学校の提供する海外サマースクールにこれまで参加しないと言っていた子が今回参加した結果、

 

「家に戻っても英語を聞きたくなった」

 

好きだから出来る、出来るから好き。だからもっとやろう。

もっと英語を勉強したい気持ちにつながって何よりでした。

英語に限らず色々な体験を通じて子どもが自分の好きなこと、

興味の持てることが見つかったらいいですね。

 

 

海外サマースクールの比較と選び方は難しいですね。

安全面はもとより、観光と英語レッスンの比重もチェックポイント。

英語面でいうと日本の英語教育システムの弱いところを把握しているプログラム先かどうか、

レッスンとアクティビティーが連動しているかどうか事前に確認できるといいですね。

 

主催者が語学学校か現地校か、インターナショナル・スクールかでも違いが出ます。

先生が外国人に英語を教える資格のある方々かも要チェックです。

 

国際バカロレア校(IB)のインターナショナル・スクールが主催する

海外サマースクールを募集中です。

〆切は3月末です。

 

ご興味のある方は、[email protected]までお問い合わせ下さい。

 

12月27日には国家公務員のキャリア官僚の採用試験に

TOEFL等の民間英語試験の点数を加味すると人事院が正式に発表しています。

行政にもグローバルな波が押し寄せているので、変更に至ったとのことです。

 

今年もよろしくお願いします。

 

 

 

投稿日:2014/01/04  Posted in サマースクール | Leave a comment



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前回のブログでは海外で日本語をどうやって維持するかの

作戦その1と2を紹介しました。

 

<作戦その3>

インターナショナル・スクールの夏休み中に日本に一時帰国して

「体験入学」を以前に通っていた小学校にお願いしています。

 

教育委員会と校長先生が快く受け入れてくれるので、大変助かっています。

同じ東京都でも区によって運営方法が違うようです。

品川区の場合には学校に通いたい前日に区の教育委員会にパスポートと

学区に住居があることの証明を持ってゆくだけで翌日から学校に通えます。

もちろん前もって学校には連絡をします。

 

1ヶ月もの間、国語の出来ない子でなおかつ日本の学校の生活習慣が身に付いていない子が

クラスに入って来て担任の先生に相当な負担をかけていることが心苦しいのですが、

その1ヶ月の間に覚えてくる漢字の量や国語力の向上は目覚ましいのです。

 

「友だちに追いつきたい!!!」という一心で漢字練習帳に自分で向かいます。

子どもにはきっかけを作ってあげられたことが親としてはうれしいです。

 

普段はどうしても「今日の漢字やった?」とネガティブな催促をしがちです。

それを(私が)こらえられる時は、「今日の漢字はどんな感じ?」と

子どもにきっと通じていないジョークをとばしながら、手に書かせたり、

ホワイトボードに書かせたりしています。

 

また体験入学の六月になると風物詩のように

「もうXYZ君が来るような季節か〜。」と言われているのも親としてうれしい限りです。

うちの子どもがみんなに会うのを楽しみにして、

みんなもうちの子どもに会うのを楽しみにしてくれています。

素敵なお友達とママ友に大感謝です。

 

日本で町を歩けば看板の「漢字」が目に入ってくるらしく、

習った漢字を見つけると報告してくれます。

一日中日本語漬けになると日本語がよみがえってくるといいますか、日本語が上達します。

 

<作戦その4>

「漢字を毎日1個書けば、1年間で365個!」 と

お経を唱えるように子どもにハッパかけています。

漢字はあえてハードルを下げて、ちりつも作戦です。

 

「書く量が少なすぎるよ〜。」と日本の小学校を経験した長女は言うのですが、

しょうがない。

「下村式となえて書く漢字ドリル」は書き込み式でその漢字の書き方をとなえながら

10回書いて、例文もあるので、書くだけで終わらず、

他のドリルより記憶に残りやすいと思います。

 

<作戦その5>

中国語を習わせると漢字を書きます。

 

 

投稿日:2013/12/29  Posted in 日本語の教育 | Leave a comment



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海外で子どもがインターナショナル・スクールに行けば

英語が話せるようになっていいのですが、

その分日本語を聞いたり、話したり、書いたりする機会が減って、

成り行きに任せると日本語がたどたどしくなります。

 

英語にどっぷりつかればいとも簡単に英語が話せるようになる一方で、

話さなくなった日本語は忘れてしまう。

バイリンガルになる即席法なんてありません。

 

<作戦その1>

我が家では一体日本語教育をどうしているか。

前回のブログで書いたように、普通の本を読むのがいいと思っているので、

LECという塾のグリムスクールに通わせています。 http://www.lec-edu.com/course.htm

 

まずはこどもが夢中になりそうな楽しい本を事前に家で読みます。

初級だと「吉四六さん」のとんち話、

中級だと「二丁目のお化けやしき」や「チョコレート戦争」

 

月に一冊の本を読むペース。

子どもにも 無理がなくて丁度良い量でありがたい。

(親にとっても重要ですよね!)

 

週に1回、塾では、ゲーム感覚で先生が楽しく指導しています。

子どもは半分遊んでいる感覚です。

 

マレーシア校では更にインターナショナル・スクール生のために

独自なプログラムを組んでいます。

今年からひらがな、カタカナ、漢字や、音読の練習、

名文の暗唱などを授業内や宿題にて取り入れてくれています。

 

おなじみの「じゅげむじゅげむ」や なんと北原白秋。

「あめんぼ赤いな アイウエオ 浮藻に小えびもおよいでる

柿の木 栗の木 カキクケコ ・・・」

 

まさに日本語力強化講座なのですが、

子どもはそうとは気づかず(これがいい!)ポイントをためて

キャンディーやペンのご褒美をもらうために、いそいそと読んでいます。

スキップしながら行くので、親も気が楽です。

 

それから、待ち時間に塾の先生と一緒に勉強できるカウンターがあって、

上級生たち (といっても小学校高学年)が先生とワイワイ勉強している姿も

娘にとってちょっと「カッコいい」ようで、

この間は自分からそのカウンターに座りに行って、

まずは足をくんで、それから本を広げていました。

 

作戦その3はまた次に書きます。

 

 

投稿日:2013/12/16  Posted in 日本語の教育 | Leave a comment



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国際バカロレア(IB)やアメリカン・カリキュラムで探求型の指導をしている学校には、

国語の教科書がない。

じゃあ何を読んでいるか?

子どもが図書館で自分が選んだ本を読んでいます。

その本が2−3冊ファイルボックスに入っていて、

読書の時間になるとそれぞれが教室の好きなところで読んでいます。

寝転んでいる子、体育座りの子、ビーンバッグに半ば埋もれている子など様々です。

さすがに先生の椅子には座らせてもらえません。

 

一番集中できる姿勢で読んでいいよ! というメッセージですね。

 

学期の最初に自分の好きな勉強のスタイルを確認する授業があって、

そのプリントを見ると、生徒・親・先生が子供の勉強スタイルを共有できています。

かつて日本で長女が寝転がって勉強しているのを見て

「勉強というのは机に向かって姿勢正しくしなさい」と半ばほえていた自分に今更ながら反省。

 

それでは、図書館のどの本でもいいのか?

 

我が家の子どもが通うアメリカ系インターナショナル・スクールでは、

子どもの「読み」のレベルはひそやかに図られています。

親子含めてどのレベルにいるか言われませんが、聞いたら教えてくれるし、

一年を通してレベルアップしているか学校側は記録しています。

子供のレベルに合った本を選ぶようにうまく誘導されています。完全な自由があるわけではないのです。

 

その中で自分が興味の持てる本を読める。

要は、読みたい本を自分で選ぶので自然に集中して読めるわけです。

 

インターナショナル・スクールの場合、みんないろいろな学校を経て来るので、

読めるレベルもさまざまです。年齢もちょっと幅があるので、精神年齢の違いも選ぶ本に影響します。

伝記が好きな子、ノンフィクションが好きな子、ファンタジーが好きな子、学園ものが好きな子、

動物が好きな子、実に多彩です。

 

親がボランティアで子どものクラスの授業のお手伝いをする機会があります。

10分間子どもが読むのを聞いて、いくつか質問をします。出来事の確認や、

一番好きな場面は何だったかとか、次に何が起きると思うかとか、

似たような経験をしたことあるかとか、自分が主人公だったらどうするか?など。

子どもの読解力に合わせて質問のレベルを変えてあげます。

突っ込みすぎず、でもちょっとだけチャレンジするのがコツだと教えられました。

 

先生が生徒4−5人の一グループに分けてレッスンをしている間に親が2人入れば

その時間に8人ほど個別に見られます。

これを週2回すればほぼクラス全員が一人一人レッスンを受けることが出来ます。

読む本も別だし、読解力を伸ばすのも個人のレベルに合ったものになります。

 

ちなみに20分間読むのが毎日の宿題です。

 

子どもの国語力が低下しているのは「薄っぺらで断片的な文章が散在する教科書」と

「記述内容の確認をそのまま理解」とする授業、「情報を文章内から収集する」「すばやく処理する」

ことを求められる受験にあると「国語のできる子供を育てる」の筆者の工藤順一氏は語っておられます。

わざわざ国語嫌いをつくっているとのご指摘。

社会に出たら、受験問題を解く能力はあまり役に立たないのにね。

鍋嶋麻奈

投稿日:2013/11/29  Posted in 教育 | Leave a comment



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授業参観で生徒が先生の話の途中で手を挙げて質問をしたら、

先生はどう思うでしょうか。

 

普通は、「人の話を最後まで聞けない、しようがない子だ」かな。

 

インターナショナル・スクール(インター校)だと

「おっ。先生の話を聞いてそう来たか。

じゃあ、そっちから話を進めてみるか。ほかの子供の興味はどうかなぁ〜?」

と思うかも。

 

「評価基準の違い」は学校でもあることを

昨日クアラルンプールのインター校生向けの塾主催のありがたいセミナーで気づかされた。

 

日本の学校とインター校では評価が逆なので、日本に帰国した時には、

インター校の評価基準を分かってくれる学校に行った方が良いとのアドバイスでした。

手をあげて発言したことを今までほめられていたのに、

同じことを日本でして先生にしかめっ面をされたら、子供は今までの頑張りを否定され、

どうしてよいか分からなくなってしまいそう。

 

マレーシアやシンガポールのインターナショナル・スクールでも、

「発言しない日本人」の定評がある。

小学校からインター校に通っていると発言できるようになるが、

中学生からだとかなりの努力がいる。

やれることをやらずに我慢することはできるが、

やりなれていないことをやるのは並大抵ではない。

 

インター校では「発言ポイント」をもらえるので、発言しないとA評価は取れません。

 

インターナショナル・スクールは、

世界の色々な国から来る生徒がお互いに学んでいるのが良さなのに、

発言しない=付加価値がないのです。

 

それに、先生の話を聞くだけの授業だと眠くなった記憶ありませんか?

ちょっと興味持てなかったり、分からなくなったりすると自分に関係ないように思えて、

ついうとうと・・・。

 

一方的に聞くだけよりも、友達の質問で別の疑問を持ったり、

それを自分の発言を通して解決した方がよく理解できませんか?

学びが定着しませんか?

 

 

 

 

投稿日:2013/11/28  Posted in インターナショナルスクール | Leave a comment



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今月初旬に台湾の大手銀行が東京スター銀行の買収を発表した。

 

東京相和銀行に入行した行員は90年代後半に経営破綻してから大変だったと思う。

銀行の株主が変わるたびに上司が代わり、その国籍も様々だったはず。

日本の銀行に就職する時にはそんなこと夢にも思わなかったに違いない。

日本にいればグローバルの波が押し寄せてこないわけではない。

 

仮に1990年に大学を卒業して、東京相和銀行に入行したとする、

ほとんどの先輩や後輩は日本人、取締役も日本人だったはず。

 

それが入行9年目で経営破綻。(31歳前後)

2001年にローンスターが中心となって設立した

東京スター銀行が資産譲渡を受け営業開始。(33歳前後)

ローンスターが雇った外国人や外資金融出身が取締役や幹部となり経営が欧米流となる。

2005年には上場するものの、(37歳前後)

2008年には日系のファンドにTOBされ、上場廃止に。 (40歳前後)

今月上旬に台湾の銀行が買収を発表。(45歳)

 

株主が変わるということは、その株主の評価システムに合わせないといけない。

どちらのシステムが良いとか悪いという議論はさておき、

欧米企業の場合まず結果を求められる。

 

重要と思っていることが違うので、部下の動き方が当然変わってくるべき。

外資系金融でも現場で働いている人が日本人同士のケースが今では多いが、

評価システムは欧米流だ。

 

結果が出せないで状況説明に行く人がいるが、大方マイナス評価。

できない理由ばかり説明されても

「それで?」

と言われるだけで更に

「この人はできないのね。それでは人を変えよう」

という判断まで誘発しかねない。

 

また自分ではリスクを取りたくないので、

判断を他の部署に求めたりして時間を無駄にする人も評価されない。

判断せず、あまり付加価値がなく、

人の時間を無駄にする人は給料に見合わなくなりマイナス評価。

 

それでは私が台湾の評価基準やシステムや文化を知っているかというと正直知らない。

前職のロンドンのトレーニングプログラムでご一緒した

台湾の才媛に久しぶりにコンタクトしてみようかな。

 

 

投稿日:2013/11/21  Posted in 時事情報 | Leave a comment



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福山雅治主演映画の「真夏の方程式」を日本からクアラルンプール行きの飛行機で見た。

殺人事件の真犯人が誰なのかというサスペンスあり、環境問題というテーマあり、

家族愛や正義を考えさせられ、

福山扮する教授の力説する「教育」とは何かというメッセージに共感して、

2回も続けざまに見てしまった。

 

子供ぎらいの福山雅治扮する大学教授が科学ぎらいの男の子のために、

200メートル沖合にペットボトルを使ったお手製ロケットを飛ばして、

携帯のビデオコールで美しい伊豆の海中を見せて

科学嫌いの小学生を物理に興味を持たせる前のせりふ。

 

「解決策を見いださないのならあきらめるしかない。」

「わからなくても考えろ。答えを知った時の喜びが大きくなる。」

 

海中を見たいなら解決策を見つけろと力説されても映画の通り、

子供はすぐに行動に移せない。

イメージわかないし、喜びも知らない。

それが何回も二人で実験を繰り返して美しい海を見られて感動したところから変わった。

今度何かを見たいと思った時にはきっと挑戦してくれそうな気がする。

 

こういう成功体験が自信となり、モチベーションとなり、

トライしてみようという気なるのでしょうね。

 

インターナショナル・スクールの小学部では、この成功体験を多く積んでいます。

わずか6週間程度の土曜日野球に参加しただけでトロフィーがもらえる。

クラスの外には詩や自分を形容する言葉でつくったコラージュが飾ってあるし、

アート展や三者面談では自分の作品を父兄に披露します。

そこで月に何回も学校に親が行くことになるわけです。

 

ちなみにブログのバナーで使っているヤシの木は

アート展で選ばれた息子の絵。(親ばかですみません)

絵が好きだとは思っていなかったので、意外だった。

私がブログのバナーに使っているのを息子が知って、

最近家でポケモンのキャラクターを描くようになった。

今度の遠足でイスラム美術博物館に行くのを楽しみにしているくらい(驚)。

 

また映画に話を戻すと、最後に駅で教授と男の子が別れる時の教授のせりふ。

 

「問題には必ず答えがある。」

「すぐに導きだせないかもしれない。いくつも経験して成長してゆけばきっとその答えにたどり着けるはずだ。」

「君が答えにたどり着けるまで僕も一緒に考える。」

「一緒に悩み続ける。」

「焦るな。すべてを知った上で、自分の進むべき道を決めるために。」

「君は一人じゃない。」

 

映画の題名の「真夏の方程式」を私は「幸せの方程式」と受け取りました。

「幸せ」というのは、自分がそう感じるかどうか、によるのだと思う。

周りが「幸せ」と見ても、そうでない人はいっぱいいるようだし。

貧しくても、地位がなくても、

自分の今の人生が幸せと思う人は本当に「幸せ」なのでしょう。

自問自答して最後自分が選択した人生を歩んでいる人が幸せなのかもしれませんね。

 

学校にもよりますが、インターナショナル・スクールでは読む本を自分で選びます。

アフター・スクール・アクティビティーも山のようにあり、子供が選ぶ。

小学部では宿題がほとんどないので、放課後をどう過ごすかも自由。

発表する本の題名や工作も自分で決められます。

 

選ぶことが当たり前だと思っていれば

子供は当然のごとく自分で考えて何が良いか決めるようになります。

親から与えられたメニューをこなし続ける日々だと

子供が主体的に選択するようにはならないと思います。

 

 

投稿日:2013/11/16  Posted in 国際バカロレア(IB) | Leave a comment