2016.2.16
市内中心部にあるKTMクアラルンプール駅や、LRTパサール・セニ駅から徒歩圏内にある8,000人収容の大規模な国立モスクは、KL市内から気軽に立ち寄れるモスクとして、観光客にも大変人気のスポットです。クアラルンプール駅の外側から反対車線までは地下道が通っているため、日中は駅から歩いて行くのもオススメです。
お祈りの時間は、イスラム教徒のみ立ち入りが許可されているため、午前中など、鑑賞は決められた時間のみ可能。また、女性はローブの着用が義務なので、入り口ではローブの他、頭に冠るトゥドゥンも貸し出しています。女性はかならずローブを身に着ける事が約束。男性も膝が出ているパンツをはいている場合はローブを着用しましょう。これらは朝から何度もシェアする物なので、もし気になる方は市場やデパートなどで気に入ったトゥドゥンを購入しても良いと思います。約1000円以下で十分可愛い物が購入可能です♪
モスクは2階にあります。白い大理石がひんやりとして、広々とした気持ちよい空間。
特徴的な青い屋根をはじめ、壁の隅々までイスラム美術を取り入れた造りになっています。特に特徴的な礼拝堂部分の屋根は、マレーシアの13の行政区分と、イスラム教における5行を象徴する意味で18の襞になっているとか。
ホール付近からの眺めも抜群。ベランダからはKLタワーや、モスクのすぐ側にある「イスラム美術博物館」、クアラルンプール駅の向かいにあるヘリテージ建築「KTM事務局」の建物などが見えます。
お祈りをする場所は、礼拝堂はメインプレイヤーホールと呼ばれています。ここは時間を問わず、ムスリム以外の方は入場する事が出来ません。外側からの鑑賞のみとなります。(写真撮影はOK)
偶像崇拝が禁じられているイスラム教。お祈りの場で何か飾り祀る事はありませんが、ホールの中央奥は、メッカの方向の目印となっています。やはりメインホールだけあって、ステンドグラスや柱の装飾がとても美しいですね♪
ホールの入り口付近には、様々な国の言葉に訳された閲覧自由の「コーラン」が置いてあったり、パンフレットが配布されています。日本でイスラム教に触れる事はあまりないので、とても興味深いもの。日本語パンフレットもあるので、ぜひ持ち帰って読んでみましょう。
【国立モスク】MASJID NEGARA
Jabatan Kemajuan Islam Malaysia,Jalan Perdana 50480 KL
☎603-2693-7784
公式HP:http://www.masjidnegara.gov.my/v2/
入場時間 5am-11pm
非ムスリム入場時間
金曜日 3pm-4pm/5:50pm-6:30pm
その他の曜日 9am-12pm/3pm-4pm/5:30pm-6:30pm
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