人民元切り下げで世界株安、ドル高進み

 

 

中国が通過人民元の切り下げに踏み切った事を受け、11日の金融市場ではドル高が進むと共に世界的な株安に見舞われた。市場では中国経済の減速への懸念に加え、新たな通過戦争に突入するのではないかと言う懸念が広がっている。

 

米国株式市場では、ダウ平均.DJIが200ドル以上値上がりし、他の主要指数も軒並み1％強低下している。ヘンダーソン・グローバル・インベスターの複合資産共同部長、ビル・マケーカー氏は「中国が自国の成長のためによかれと思ってした事が、他の国には裏目に出てしまった。」と述べている。

 

為替市場では人民元が1994年以来の大幅な値下がりを記録。対ドルCNY−CFXSで約3年ぶりの安値を付けた。マレーシアリンギットMYR、インドネシアルピアIDRは1998年のアジア金融危機以来の安値となっている。

 

政府系ファンド1MDBをめぐる政局の混迷も引き続き、リンギ売りの材料となっている。（Reuter)

 

☆アジアが慌ただしいですね。特にマレーシアは経済規模の小さい国です。大きな局面を迎える時に、政局がガラリと変わるリスクなども、日頃心に留めておいても良いかもしれません。