icon-plane ASEAN過激思想を防ぐ対策会議

フミコのKLいきいきライフ

ASEAN過激思想を防ぐ対策会議

 

東南アジアから過激派思想IS=イスラミックステートに参加する若者が相次ぐ中、過激な思想を広まるのを防ぐ対策について話し合う、ASEAN=東南アジア諸国連合の初めての会議がマレーシアで開かれた。

 

マレーシア・クアラルンプールでは2日、ASEAN加盟10カ国の司法担当の閣僚などが出席、東南アジアではイスラム教徒が多数を占めるマレーシアやインドネシアから過激派組織ISに参加した人が500人以上に上るとみられ、過激な思想をどのように抑えるかが課題となっている。

 

会議では議長国をつとめるマレーシアが、ISを支持した若者など、外国人を含む130人あまりを拘束した事を明らかにした。その上で、生まれ育った環境から過激な思想に染まってしまうケースが多いとして、若者を過激な思想から遠ざけるため、地域や警察などが一体となって取り組む必要性を強調した。

 

記者会見でマレーシアのザヒド内相は、「過激な行動を取る人のうち、85%は宗教的な思想ではなく、他の原因が関わっている。家族や友人にも協力してもらい、地域に復帰出来る取り組みを進めなければならない。」と述べた。(NHK)