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長崎の被爆者 マレーシアで初の講演

 

日本原水爆被害団体協議会の代表委員を務める長崎県の被爆者、谷口すみてるさん(87)が26日、マレーシアで講演を行った。

 

昨年8月に長崎市を訪れた元マハティール氏が同氏を招いての実現。体調は万全ではなく、最後の海外講演になるかもしれないとの思いで望んだ。

 

谷口さんは16歳の時、郵便配達中に爆心地から1.8キロの所で被爆した。背中全身にやけどをおった谷口さんは、3年7ヶ月間の長い間入院。1961年以降はヨーロッパや米国、中韓など、10カ国以上を訪問し、昨年は核不拡散条約再検討会議が開かれたニューヨークでも被爆体験を語っている。

 

マハティール氏は昨年8月9日に長崎市で行われた平和記念式典に初めて参加、その際に谷口さんの話しを聞き、今回の講演が実現された。(asahinewspaper)