icon-plane マレーシアの鉃道など、インフラ輸出60事業に重点

マレーシアの鉃道など、インフラ輸出60事業に重点

 

国土交通省は、インフラ輸出の拡大に向けた重点計画をまとめた。マレーシアやシンガポールを結ぶ交通鉃道の計画など、今後3−4年で入札が進むと見込まれる約60の海外インフラ計画を選択、資金協力を打ち出して攻勢をかける中国を念頭に、品質の高さに加え、設備維持のコストの安さ、人材育成などソフト面での協力も訴え、受注を目指していく構え。

 

マレーシアとシンガポールを結ぶ高速鉄道は、中国や欧州勢との受注競争が激しくなる可能性が高い。その他にトルコ最大級の吊り橋計画を含む高速道路整備、アジア地域の都市鉄道、空港などの整備計画を選んだ。他にアメリカのリニア鉃道計画も選定されている。

 

昨年秋に行われたインドネシアの高速鉃道の受注は、直前で破格の資金支援を働きかけた中国に奪われた。政府内では、「中国が入り込むスキをつくらせない工夫と働きかけが必要だった」との声が出ていたと言う。(日経新聞)

 

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO98932130X20C16A3NN1000/