icon-plane マレーシア政府が希少トカゲの取引停止を提案

マレーシア政府が希少トカゲの取引停止を提案

 

マレーシアとインドネシアのボルネオ島(カリマンタン島)だけに生息する希少な爬虫類「ボルネオミミナシオオトカゲ」が違法に国外に持ち出され、日本を始めとする海外で広く販売されているとして、マレーシア政府はワシントン条約に基づく国際取引の禁止を提案した。

 

9月末からアフリカで開かれる同条約の締結国会議で議論されるという。マレーシアでは捕獲や販売が禁止されているが、いったん海外に持ち出されると、取引を止める手だてがないのが実情。会議では日本にも厳しい目が注がれそうだ。

 

日本ではつがいが300万円で売られた他、昨年12月にはワシントン条約の対象種になると謳い、1匹39万8千円で売られているケースもあったという。マレーシア政府は「マレーシア、インドネシア、ブルネイの3カ国で保護の対象で正式な輸出を認めたことはない」として、海外の個体はほぼすべて違法な持ち出しだと強調している。