icon-plane トクヤマ、マレーシア子会社を韓国企業へ売却

トクヤマ、マレーシア子会社を韓国企業へ売却

 

海外事業の拡大に向けて約2,000億円の巨額費用を投じたマレーシア工場の誤算が重なり、経営再建中の化学メーカートクヤマは28日、太陽光電池材料の多結晶シリコンをつくるマレーシア事業を、韓国の同業、OCIに約98億円(9800万ドル)で売却する事を発表した。

 

これまで単独でのコスト低減を重ねて来たが、収益化がかなわず売却を決めた。今後トクヤマが保有するマレーシア子会社の全株式をOCIに譲渡するとともに、マレーシア子会社がOCIを引受先とする第三者割当増資を実施するという。手続きは2017年3月末に終える予定。