icon-plane マレーシアと北朝鮮、5つの意外な関係

マレーシアと北朝鮮、5つの意外な関係

 

全方位外交で知られるマレーシア。北朝鮮の金正男氏の殺害事件ではマレーシア人からも「なぜマレーシアで事件が起きたのか?」という疑問が上がっている。マレーシアは北朝鮮と国交があり、その関係は意外に深いのだ。

 


1.マレーシアはビザなしで北朝鮮に行ける唯一の国

 

SouthEast Asia grabによれば、マレーシアはビザなしで北朝鮮に行ける唯一の国である。

http://sea-globe.com/assassination-kim-jong-nam-malaysia-north-korea/

 

2.マレーシアには北朝鮮大使館があり、平壌にはマレーシア大使館がある

 

平壌にはマレーシア大使館があり、クアラルンプールのダマンサラハイツには、北朝鮮大使館がある。なおタイやシンガポールなど、東南アジアの多くの国にも北朝鮮大使館がある。

 

3.平壌へマレーシアからの直行便がある

 

北朝鮮の航空会社「Air Koryo」はクアラルンプールから平壌までの直行便を運行する。インドの旅行サイト「Cleartrip」のページによれば、運行は月曜日のみで、クアラルンプールを10時30分に出て、平壌に19.00に到着。現在の運行状況は不明。なおクアラルンプールには北朝鮮の「DPR Korea Tourism」があり、北朝鮮へのパッケージ旅行を紹介している。

 

4.北朝鮮からの留学生もいる

 

マレーシアのインターナショナル・スクールには、北朝鮮国籍の生徒もいる。マレーシアのHELP大学は金正恩氏に名誉博士号を授与、北朝鮮大使館から公式に感謝されたことがある。

 

5.貿易やビジネスのつながりもある

 

北朝鮮とマレーシアは貿易やビジネスでも関係が深い。13回マレーシア・インターナショナル・ブランディングショーケースには北朝鮮から18の会社が出展した。外国人労働者大国マレーシアは、北朝鮮労働者を使った最初の国でもあり、サラワクには北朝鮮人の炭鉱労働者がいる。なおクアラルンプールには北朝鮮のレストランもある。今回の容疑者も正式にマレーシアのビザを持って働いていた。