icon-plane グローバル・イノベーション・インデックスではシンガポールがアジア一位に

グローバル・イノベーション・インデックスではシンガポールがアジア一位に

 

6月15日、各国の技術革新能力を測る指標「グローバル・イノベーション・インデックス2017」が発表された。シンガポールがアジア一位。またインドや中国の躍進が目立つ。

 

2017年6月15日、各国の技術革新能力を測る指標「グローバル・イノベーション・インデックス2017」が発表された。これはコーネル大学、欧州経営大学院(INSEAD)、世界知的所有権機関(WIPO:World Intellectual Property Organization)が共同発表する指標で、企業や政府の主要評価指標の一つとなっている。

 

世界ランキング1位はスイスで、ベスト10はほぼ欧米の国が占める結果となった。トップ10に入ったアジアの国はシンガポールのみ。

 

アジア地域ではシンガポールが1位、2位が韓国、3位が日本。ASEANではシンガポールがほとんどの項目で首位となった。また中国は前年より3位順位を上げた。

 

レポートでは、インドがアジアの技術革新の中心であると位置づけ、「技術革新が著しい中国や日本、韓国に続き、インドネシアやマレーシア、シンガポール、タイ、 フィリピン、ベトナムなどのアジア諸国がそれぞれの技術革新環境を整備するために積極的に取り組んでおり、教育や研究開発、生産性の伸び、ハイテク製品輸出高など、複数の主要指標で高いランクにつけている」としている。また「マレーシアはハイテク製品の輸出入、大学/企業の共同研究、科学や工学分野の卒業生数で上位にランクインしています」とも書いている。

 

全レポートはこちら。
http://www.wipo.int/export/sites/www/pressroom/en/documents/gii_2017_pr-808-j.pdf