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マレーシアに結核などの感染症が増加

 

マレーシアでは結核などの感染症が増えている。スターが伝えた。

 

マレーシアでは昨年から今年にかけて、結核やレプトスピラ症、狂犬病などの感染症が復活している。マレーシアの保健局は、かつてほぼ撲滅されたとみられていたこれらの病気に対しての懸念を表明した。

 

保健省によれば、結核で亡くなった患者はデング熱やHIV関連の合併症を上回っており、2016は1945件の患者が死亡している。これは2015年の1596件を上回っている。一方で2016年デング熱で死亡した患者は237人。
結核の件数は1980年代に6000件まで減ったものの、1990年半ばにまた増加に転じたという。
結核は結核菌が起こす感染症で、咳や呼吸困難が特徴で空気感染する。日本の厚生労働省によれば日本でも毎年1万8000人ほどが罹患している。

 

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