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マレーシアで結核が流行っている理由

 

サウジャナに新しく開業したあおいファミリークリニックさんのご提供による健康ニュース。第二回はちょっと意外な「結核が流行っている」というお話です。

 

最近、マレーシアで結核が流行っていると聞きませんか? 実際にマレーシアでは、結核で亡くなった患者数が、デング熱やHIV関連の合併症を上回っています。

 

今回は結核とは具体的にどんな病気なのか? なぜマレーシアで結核患者が増えているのか? をお伝えします。

結核とはどのような病気?

結核は、結核菌が体内の臓器などに感染し、増殖することで引き起こされます。もっとも多くみられるのが、肺への感染(肺結核)。感染経路は飛沫感染・空気感染で、感染者の咳やくしゃみによって広がります。結核は重症化する前に受診し、早期発見することが大切な病気です。

 

結核の早期発見には「咳と痰」「急に体重が減った」の症状が重要なサインとなります。もし、「咳や痰」が2週間以上続いたら、注意が必要です。そのほかに血痰や息苦しさ、強い倦怠感、体重の急激な減少などの症状が出ます。さらに重症化すると、深刻な呼吸困難に陥り、他の臓器も機能しなくなり、生命が危険な状態になります。

 

結核は放置していると怖い病気ですが、その一方で、薬による治療効果が高く、治療方法も確立されています。きちんと治療すれば治る病気です。

 

なぜ今、マレーシアで結核が流行っているの?

ではなぜマレーシアで今結核が流行っているのでしょう。

一つの理由は、マレーシアでは今、HIV/AIDS(免疫不全症候群)や糖尿病の患者が増えていることにあります。HIVや糖尿病患者は結核を併発しやすく、感染すると免疫力が低下し、結核菌の活性が高まり、発症しやすくなります。

さらに、マレーシアには非合法の外国人労働者が多く、200万人に達しているとも言われています。インドネシアやフィリピン、インドなどは結核高蔓延国に定義されており、結核患者が多い国です。それらの国から来た非合法の外国人労働者が、結核患者だと知らずにマレーシアで働いているのも結核患者が増えている原因の一つです。

 

発症すると感染者のくしゃみや咳から周りにいる人も飛沫感染します。さらに、結核の初期症状の「咳・痰」は風邪の初期症状と似ているため、「ただの風邪だろう」と甘くみて受診せず、通勤や通学を続けた結果、周りの人が次々と感染してしまうのも感染を広げる原因です

 

どうしたら防げるの?

結核菌の大きさは市販のマスクの穴より小さい為、残念ながら感染そのものを防ぐことはできません。
しかし、結核に感染しても体の免疫力が高ければ、結核菌の活動を抑え込むことができます。その為、結核の予防には、まず健康的な生活を心がけましょう。

 

★睡眠をきちんととる。
★栄養バランスのいい食事をとる
★適度な運動
★ストレスがたまらないようにする

 

「咳・痰が2週間以上続く」「急に体重が減った」などが結核を疑うサインです。少しでも不安を感じたら早めに相談してくださいね。

 

参考資料:

http://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/103.html

 

あおいファミリークリニック
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