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膀胱炎の患者さんが増えています

 

アラ・ダマンサラのあおいファミリークリニックさん提供による健康ニュース。今、マレーシアでは膀胱炎の患者さんが増えているということです。意外にもマレーシアの生活環境にも膀胱炎になりやすい習慣が含まれるのだとか。なぜ膀胱炎になるのか、予防にはどうしたらいいのかを教えてもらいました。

 

 

最近、当クリニックは膀胱炎で来院される患者さんが増えています。
膀胱炎は女性の場合、よく見られる病気ですが、男性が膀胱炎になったという話はあまり聞きません。なぜ女性は男性よりも膀胱炎になりやすいのか、みなさんご存知ですか?

 

急性膀胱炎とは?

 

膀胱炎の中にもいくつか種類がありますが、最も発症率が多いのが「急性膀胱炎」です。「急性膀胱炎」は尿の通り道である尿管から細菌が入り、膀胱の中で増殖して粘膜が炎症を起こしてしまう病気です。患者さんのほとんどが20代〜40代までの女性で、4人に1人は罹患しているというデータもあります。

 

l 急性膀胱炎の原因とは?

 

急性膀胱炎の原因は普段から体に住み着いている常在菌で、特別なものではありません。その中でも大腸にいる大腸菌による発症が7-9割と一番多く見られます。これらの細菌が尿管に入ったとしても体調が良く免疫力が高ければ、尿と一緒に排出され、発症には至りません。

 

原因①:免疫力の低下

 

ストレスが溜まっていたり、風邪をひいたあとなど、体の免疫力が落ちている時に膀胱に細菌が感染すると細菌の動きを抑えることができずに増殖させてしまいます。

 

原因②:尿意の我慢

 

通常3-4時間に一度トイレに行っていると細菌は膀胱に溜まらず、尿と一緒に排出されます。しかし、尿意を我慢して、尿が排出されない状態が続くと、細菌が膀胱の中に溜まり、発症のリスクが高まります。さらに本人が無理に我慢をしているわけでなくとも、トイレに行く回数が少ないと細菌は膀胱に溜まり続けるため、同じく発症のリスクは高まります。

 

原因③:体の構造

 

女性が男性よりも発症しやすい理由は体の構造の違いにあります。男性の尿道は約15㎝、女性の尿道の長さは約5㎝と3分の1程しかありません。男性のように尿道が長ければ、膀胱に細菌が入り込む可能性は低くなります。

 

さらに、女性は尿道口が細菌の多い肛門や膣の近くにあり、細菌が入り込みやすく感染しやすくなっています。

 

原因④:生理
普段、膣の中は雑菌が繁殖しないように酸性に保たれています。しかし、生理が始まると膣内を酸性に保つ働きのある常在菌が減ってしまいます。その為、膣内に大腸菌などの細菌があると増殖し、膣の隣にある尿道口に細菌が入り込んで発症の可能性が高くなります。

 

原因⑤:ウォシュレット症候群

 

マレーシアではほぼ全てのトイレにホースがついています。マレーシアでの生活が長い方の中にはそのホースを使う方もいるのではないでしょうか。膀胱炎を防ぐためにはデリケートゾーンを清潔に保つことはもちろん大切ですが、ウォシュレットの使い方によっては逆効果になることもあります。排尿後、毎回頻繁にウォシュレットを使っていると膣の自浄作用を妨げてしまい、細菌が増えてしまうことがあります。更にウォシュレットが清潔に保たれていないとウォシュレットについている細菌によって膀胱炎になってしまうこともあります。

 

2 膀胱炎の症状

 

症状①:頻尿・残尿感

 

膀胱の粘膜が炎症を起こして、神経が敏感になって尿意を感じさせるため、すぐにトイレに行きたくなるが、実際にトイレに行くと少ししか出ない。排尿後に尿が出きっていなく残っているような感覚があります。1日に10回以上トイレに行くこともあります。

 

症状②:下腹部の痛みや重だるさ

 

排尿時や排尿後に生理痛に似た下腹部の鈍痛が起こり、重だるさ、違和感を感じる。デリケートゾーンの尿道口周辺にヒリヒリした痛みを感じることがあります。

 

症状③:尿が白く濁る、血尿が出る

 

炎症が起こると白血球が増えるため、尿が白濁することがあります。更に尿の中に膀胱の粘膜が混じって濁る場合や、悪化すると炎症を起こしたところから出血し、尿に混ざり血尿が出ることもあります。

 

3 改善する為の対策とは?

 

このような症状が出たらすぐに当クリニックに来て医師に相談してください。さらに自分でできる対策をご紹介します。

 

対策①:水分を取る

 

尿管や膀胱に入り込んだ細菌を洗い流す為に水分を多く取ることが大切です。
当クリニックの常勤医のおい先生は、日頃から2ℓの水分を取るといいと言っています。

 

対策②:トイレを我慢しない

 

トイレを我慢せず、トイレに行きたい感覚がない時も、意識的に3-4時間に1回は行くようにしましょう。

 

対策③:利尿作用のある食品を食べる

 

体質的にあまりトイレに行きたくならない方は普段から利尿作用のあるカリウムの含まれる食品を積極的にとるようにしましょう。

 

カリウムが多く含まれる食材:干し昆布・乾燥わかめ・ひじき・切り干し大根
きゅうり・冬瓜・春菊・パセリ・里芋・じゃがいも・さつまいも・枝豆・納豆・アボカド・バナナ・メロン・キウイフルーツ・ざくろなど。

 

対策④:冷えに気をつける

 

女性に特に多い冷え性は膀胱炎の症状や悪化につながります。
冷えにより免疫力が落ちると、細菌が侵入した場合、その活動を抑えられません。マレーシアで膀胱炎を発症することが多いのは、気温が高く暑いからと、エアコンで体を冷やし過ぎたり、冷たいものの摂り過ぎが原因となっているケースが多くあります。常夏のマレーシアであっても冷え対策をするようにしましょう。

 

対策⑤:ストレスをためない

 

睡眠不足やストレスも免疫力の低下につながります。

 

細菌の感染や増殖を抑えるためにも、日頃から体力を落とさないように気をつけましょう。睡眠時間をきちんと確保し、こまめにストレス発散を行うという具合に、日頃から身体の抵抗力を高めておくことが大切です。

 

 

いかがでしたか。気になる方は、ラインでも相談に乗っていますので、気軽に連絡して見てください。

 

あおいファミリークリニック

C-G-03,Capital 3, Oasis Square, No.2 Jalan PJU 1A/7A, Ara Damansara,

 

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012-392-6961(日本語)
診療時間:午前9時〜13時と14時〜18時

 

 

参考資料:

https://magazine.caloo.jp/posts/1808/

記事掲載日時:2017年10月25日 17:48