icon-plane 公共交通システムの効率と信頼性で、クアラルンプールが最悪の都市の一つに

公共交通システムの効率と信頼性で、クアラルンプールが最悪の都市の一つに

 

公共交通システムの効率と信頼性に関して、クアラルンプールは最悪の都市の一つであることが明らかになった。(マレーシアマガジン=リー・リン)

 

最近発表された「2017年持続可能な都市のモビリティ指数」によると、評定される100都市の中でクアラルンプールは第95位となった。「2017年持続可能な都市のモビリティ指数」は、環境エンジニアリング会社「ARCADIS」とCEBR研究所の協力で実施された。

 

一方、「現代的な地下鉄システム、広い空港、自家用車の稼働率の低さ」で、香港は最も良い公共交通システムを持っていると評価された。香港とともにベスト10に入ったアジア都市は、ソウル(第4位)とシンガポール(第8位)。東京は第13位となった。

 

その研究は、世界中100都市を対象に、市内の公共交通システムの効率と信頼性、また市内のモビリティシステムが環境に与える影響を評定した。

 

未整備となっている交通システムのため、多数の市民が公共交通より自家用車を使うのがクアラルンプールの現状。しかし、MRTの導入、クアラルンプール・シンガポール高速鉄道の建設などで、クアラルンプールは交通便利な持続可能な都市の方向に進めることが可能だと、報告は示唆した。

  環境への影響について、ムンバイ、北京を含む多数のアジア都市で、汚染物質が大量に排出される一方、世界最初の低排出ゾーンを導入した都市は東京だと、報告が指摘した。

 

記事掲載日時:2017年11月09日 15:49