icon-plane 異汗性湿疹(いかんせいしっしん)について

異汗性湿疹(いかんせいしっしん)について

 

アラ・ダマンサラのあおいファミリークリニックさん提供による健康ニュース。今回は意外と知られていない異汗性湿疹(いかんせいしっしん)についてです。

 

マレーシアで最近多い疾患をご紹介します。異汗性湿疹(いかんせいしっしん)についてのご紹介しましょう。
水虫などと勘違いをしてしまう方も多く、間違った治療をしてしまいがちなので注意が必要です。

 

異汗性湿疹(いかんせいしっしん)の症状とは?

 

掌・足底に痒みを伴う小水疱が出現する湿疹性の皮膚疾患です。指湿疹と言われることもあり、手掌・足底に小さな水疱が左右対称に出現します。それを放置すると、乾燥してガサガサになってしまいます。

 

足にできた場合、水虫と勘違いされることもありますが、菌は存在しないため感染はしません。水疱が出現する初期に非常に強いかゆみや不快感があります。小水疱は融合して大きな水疱になることもあります。

 

病気のメカニズム

 

①汗によって汗疱(かんぽう)ができる。
はじめに、1~2mm程の小さな水泡ができます。

これを「汗疱」と呼びます。この状態ではまだ炎症などの湿疹症状は出ていません。
汗疱の原因になっているのは汗ですが、詳細については明らかになっていません。
一説では、汗をかくはずの状況で汗がかけなかった場合、皮膚内部に汗がたまって水ぶくれになってしまう、と言われています。

 

②汗疱の水ぶくれが破れて皮膚が剥け、汗疱が湿疹化する。
汗疱の水ぶくれが破裂して皮膚が剥けると、湿疹になります。
この状態を「汗疱状湿疹」と呼びます。
汗疱状湿疹になると痛みやかゆみを伴うことが多く、特に初期段階では強いかゆみが出るようです。
正しい治療を行えば2週間程度で治癒すると言われていますが、炎症がひどくなり、赤くただれてしまうなど、重症化する例もあります。

 

汗疱が湿疹化する原因もはっきりとは分かっていませんが、水疱が破けた時、水泡の中の汗に含まれていたアレルゲンが周囲の皮膚にアレルギー反応を引き起こさせる、一種のアレルギー性皮膚炎ではないかという説が有力です。

 

対処法は?

 

①お薬
まずはクリニックを受診しましょう。
かゆみなどの症状がひどく、我慢できずにかきむしってしまうと、「サイトカイン」というかゆみ増幅物質が分泌され、ますますかゆみが強くなります。患部は荒れ、完治までの時間も長引いてしまいます。
そうなる前に、医師の診断を仰いでください。

 

②こまめに汗を拭く。

汗疱状湿疹は汗が原因になっているため、汗の除去に努めると効果があるようです。
汗をかいたら、こまめに拭き取ったり洗ったりするよう心がけましょう。
高温多湿の状態が続くマレーシアは、汗疱が出やすい環境といえます。
なるべく通気性のよい服装、靴を身につけましょう。

 

③食生活の改善

・金属の入った食品を控える。
汗疱状湿疹のアレルゲンの1つとして、金属が考えられます。
食品の中には、金属を多く含むものが存在します。
日常的に金属でアレルギーが起きやすく、汗疱状湿疹もできるという方は、金属を多く含む食品の摂取を控えてみましょう。
枝豆、チョコレート、ココア、あさり、納豆、アーモンド、くるみ、玄米には、クロム、ニッケル、コバルトなどの金属が多く含まれています。
食品ではありませんが、タバコにも多く含まれますので摂取は控えましょう。

 

・刺激物や油分を控える。
刺激の強い食べ物や油分・糖分の摂取量を抑えると、汗疱状湿疹の症状が緩和されるケースもあります。
体は、分解できない食品をアレルギー物質と誤認してしまうことがあります。
過剰な糖質や油分は人の体にとっては分解しにくいもの。
体に負担のかかる食品の摂取量を控えることも有効でしょう。

 

④保湿
肌が乾燥すると、湿疹の症状が悪化したり、治りにくくなります。
乾燥により肌に見えない小さなヒビが入り、そこからアレルゲンが侵入、かゆみが誘発されます。
保湿は肌トラブル回避の基本になりますので、クリームなどで十分な保湿を心がけましょう。

 

まとめ

 

湿疹の症状が出たら、我慢・自己判断をせずにクリニックで診察を受けて下さい。
日常生活の少しの努力でかゆみが抑えられるケースもありますので、実践してみてくださいね。

 

 

 

あおいファミリークリニック
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記事掲載日時:2018年05月16日 09:55