高速鉄道に続き、MRT３号線が中止に

 

マレーシアのマハティール首相は、建設が予定されていたMRT3号線を中止すると話した。ニュー・ストレート・タイムズが伝えた。

 

マレーシアのマハティール首相は、建設が予定されていたクアラルンプールのMRT3号線について中止する考えを示した。マレーシアとシンガポールを結ぶ新幹線の中止に続いて決定した。

 

MRT３号線はMRT環状線としても知られており、クアラルンプールの中心地を走ることになっていた新路線。アンパンジャヤ、KLシティセンター、ブキ・ビンタン、KLエコシティ、プサ・バンダーダマンサラ、モントキアラ、セントゥルなどが駅として予定されていた。

 

一方でマハティール首相は、東海岸鉄道（ECRL）については、まだ調査中につき結論を出していないと話した。東海岸鉄道はマレーシア半島の西海岸と東海岸を結ぶ600Kmの鉄道で、すでに中国鉄道建設公司が建設することが決まっている。

 

マハティール首相は、国の債務が1兆リンギットになることを明かし、大型プロジェクトや省庁の廃止を次々に決めている。一方で、消費税の代わりに導入される予定のセールス＆サービス税は、９月になる見込みだと話した。

 

記事掲載日時：2018年05月31日 01:37