マレーシア政府の債務を救うためのクラウドファンディングに、3144万リンギット(約8億6900万円)が集まったことがわかった。スターが伝えた。
6月4日、多額の債務を抱えるマレーシア政府が始めたクラウドファンディングに、3144千万リンギット(約8億6900万円)がすでに集まったことがわかった。マレーシア財務省が6月4日午後3時の情報として発表した。
「タブン・ハラパン」と呼ばれるこの基金は、1兆リンギと言われるマレーシアの債務に対し心配する国民の声に応えて作られたもの。マハティール首相は先週、政府に寄付をする国民の「愛国的な動き」に感謝すると述べた。
マレーシアでは政権交代後に前政権による債務隠しが発覚。ある国民が「マレーシアを救おう」と、自発的にクラウドファンディングを始めたが、寄付の申し込みが相次いだため、5月30日に、政府が正式に政府設置の募金としたもの。寄付は税金の控除対象とも発表された。
記事掲載日時:2018年06月05日 08:18