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マレーシア政府、死刑制度を廃止か

KL Malaysia Ma Mag

 

マレーシア内閣は、死刑制度廃止のための法律案を提出する予定だ。(マレーシアマガジン=リー・リン)

 

マレーシア首相府のリュー・ウイキョン大臣は、死刑を求刑する法律を改正する法律案を代議院に提出する予定だと発表した。代議院の次の会議は、10月15日に始まる。

 

リュー大臣は、死刑の廃止を実現する前に、現在予定されている死刑の執行を延期するべきと、主張した。

 

マレーシアでは、一定量以上の薬物所持や、無許可で銃砲の所持、故意の殺人などで有罪が確定した場合の法定刑は死刑だ。2007年から2017年かけて、35人の刑が執行された。現時点では、日本人の竹内真理子を含めて1,267人の死刑囚が収監されており、刑の執行を待っている。

 

竹内真理子は2009年10月に、4キロの覚醒剤を持ち込んだとして逮捕され、危険薬物不正取引の罪で有罪になり、死刑判決が下った。2015年10月15日にマレーシア最高裁判所は、二審の死刑判決を支持し、上告を棄却したが、恩赦を求めていると報道されていた

 

記事掲載日時:2018年10月11日 19:09