JICA・太洋商事がマレーシアでフロンガスに関するセミナー開催

 

「オゾン層保護と地球温暖化防止のためのフロンガスの回収及び再生」に関するセミナーがクアラルンプール郊外のプトラジャヤで開催された。（マレーシアマガジン＝壷井宏泰）

 

11月29日、「オゾン層保護と地球温暖化防止のためのフロンガスの回収及び再生」に関するセミナーがプトラジャヤのPulse Grande Hotelで開催された。主催はJICA とマレーシア環境局（DOE）。

 

JICAの実施する中小企業支援事業として、日本の太洋商事が「マレーシア国オゾン層保護と気候変動対策に資するフロンガス回収・再生・破壊処理産業創出普及・実証事業」（2017年3月～2019年3月）を実施。マレーシア政府とともにフロンガスの回収・再生・破壊のメカニズム構築及び事業化に取り組んできた。

 

JICA調査団からはJICA普及・実証実験活動の成果について、マレーシア冷凍空調協会からはフロンガス回収活動の好事例の紹介と将来展望について発表。太洋商事からはフロンガスを使った冷凍空調機器の使用に関する法律や、回収技術の日本とマレーシアの違いについてそれぞれ報告があった。今後、マレーシアでもフロンガスの回収と再生が本格化していくだろう。

 

記事掲載日時：2018年12月01日 00:45