クアラルンプール郊外で、タイ・バンコク発祥のナイトマーケット「ART BOX」フェスティバルが開催された。マレーシアでの初開催をレポートする。(マレーシアマガジン=かりわめぐみ)
2018年11月9日から11日、16日から18日の6日間「ART BOX」フェスティバルが開催された。「ART BOX」は2015年に開始したタイ・バンコク発祥のナイトマーケットだ。今回はマレーシアでの初開催となったので足を運んでみた。場所はサンウェイピラミッドのサンウェイシティ・アウトドア・オープンエアー・カーパーク。
このイベントは、輸送用のコンテナで作られた可動式の屋台が特徴だ。入場は無料で、タイ、シンガポール、マレーシアのベンダーが参加。毎週異なるラインナップで飲食店の他に衣類や雑貨、鞄の販売がおこなわれ、一風変わった”ジャパニーズガチャガチャ”のカプセルおもちゃの販売ブースもあった。
店舗のほかにはペイントアートやライブステージ、インスタスポット、ゲームコーナーなどのアトラクションも用意されている。6日間で300以上の企業が参加。日本の縁日のようなヨーヨー釣りやおもちゃの景品を獲得する射的などの出店もあった。
ライブステージでは、東南アジア各地から集まったミュージシャンがライブパフォーマンスを披露した。観客はハンモックやクレートシートに座って演奏を楽しんでいた。
飲食店はマレーシアのベンダーが中心。人気店には行列ができ、私がお目当てのフルーツアイスは早い時間に完売していた。調理過程を真剣に見つめる人や、バーナーの炙り焼きや、タイ茶を入れる瞬間にカメラを構える人々もいた。
午後3時から午後11時までの開催で、日の暮れる前に来場したがすでに駐車場は満車、会場内も大混雑でイベントの人気ぶりがうかがえた。2015年のバンコク開催の後、2017年にはシンガポール、2018年マレーシアと客層は若者が多く、とてもエネルギッシュな印象のイベントだった。
記事掲載日時:2018年12月07日 07:32