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カラオケ「まねきねこ」1号店に行ってみた

 

日本のカラオケチェーン「まねきねこ」の第一号店がクアラルンプールのチェラスにオープンして話題になっている。早速行って歌ってきたのでレポートする。(マレーシアマガジン =かりわめぐみ)

 

日本のカラオケチェーン「まねきねこ」の1号店がクアラルンプールにグランドオープンしたので行ってみた。
(関連記事 http://www.malaysia-magazine.com/news/37415.html
場所はクアラルンプールのチェラスにあるEkoCheras Mall。このショッピングモールは、MRT線のTaman Mutiara駅にある。Cherasレジャーモールにも接続している新設のモールだ。モールの正面玄関口は主要道路裏手の住宅地に面している。交通渋滞を避けるためだろう。まねきねこはLot S23に位置する。

 

 

受付方法は、台帳に名前、電話番号、人数などの必要事項を記入する。まねきねこでは要求されなかったが、マレーシアにはパスポートの提示が必要なカラオケボックスがあるので、パスポートを持参すると安心だ。学生とシニア割引がある。今回は平日のお昼過ぎに来店したので、Happy Hourの1人RM18、3時間、ドリンクバー付きを利用した。

 

 

受付後、スタッフが部屋へ案内してくれる。カラオケルームは30室とVIPルーム2室、キッズルームがある。ドリンクバーは2か所。マレーシアならではの「マイロ(ミロ)」や「テタリ」のドリンクバーがある。トイレは店を出て右手にあるモールのトイレを利用する。

 

 

室内の設備はワイヤレスのマイク2本、マラカス2個、タンバリン、ティッシュ、コースター。コンセントが2口完備されている。Wi-Fiパスワードはモニターに表示されている。空調は全館一括管理で、部屋ごとに調節できない。部屋が寒すぎるときのためにカウンターでストールを貸し出している。

 

 

フードメニューはピザ、たこ焼きやフライドポテト、ラーメンなどがある。入室の時、スタッフに伝えるといいだろう。フードが届くタイミングでスタッフが会計にくるので、部屋代も含めて支払った。ほかに注文がない場合は受付に立ち寄らずにチェックアウトできる。

 

 

カラオケの操作は固定のパネルで行う。機材は地元のメーカーで英語、北京語、マレー語、広東語、福建語、日本語、韓国語などの18万曲を収録している。日本のような歌本やリモコン、パネル型リモコン(デンモク)はない。パネル操作は日本語に対応しているので画面上部の国旗マークから表示言語を選択できる。

 

 

カラオケの選曲方法だが、日本語の歌を探す場合に「歌手」「歌名」からヒットする日本人歌手は少なく、検索するのは難しい。もし、自分の歌いたい曲がみつけられない場合には、オレンジ色のパネル「言語」から曲名検索をしよう。「言語」から「日本語」を選択すると日本語曲だけが表示される。そこから曲名検索をすると、探し物が見つかる可能性が高い。

 

まねきねこ一番の魅力は曲数が多いところだ。この日も、「空も飛べるはず」、「不協和音」「HOT LIMIT」「Desire」「サボテンの花」「SUN」などの人気曲から、Sound Horizonの「Ark」などマニアックな曲を歌うことができた。日本の歌に限らず、マレーシアのSakura Band、インドネシアのShae、ベルギーのStromaeと、日本のカラオケではお目にかかれないレアな楽曲も歌った。

 

 

また、トークアプリWe Chatを使用する「モバイルリモコン」を試してみたが英語か中国語操作のため、日本語による楽曲検索はできない。少し面倒ではあるが、歌う順番ごとにパネルで曲を選択するのが現実的だ。

 

平日の午後は女性の利用客が多く、マレー系、中華系、日本人の姿があった。新設モールのため、まねきねこの周りにテナントは少ないが、今後、買い物や食事のついでに”ちょっとカラオケ”と気軽に立ち寄れる施設となるだろう。

 

記事掲載日時:2018年12月20日 22:47