ブキッビンタンのLOT10にある電子楽器店「See Lee」がリニューアル。古いレコードのあるカフェを併設した音楽好きの新しいスポットとして生まれ変わった。(マレーシアマガジン =かりわめぐみ)
クアラルンプールのブキッビンタンのLot10にある電子楽器店「Swee Lee」がリニューアルオープンした。従来の楽器売り場の隣に、カフェ「Swee Lee Social Club」が併設された。カフェにはレコードやグッズ販売コーナーもある。
「Swee Lee」がリニューアルを経て、以前よりも明るく開放的な空間になった。さらに、カフェを併設したことにより、楽器を弾かない人でも気軽に立ち寄ることができる。珈琲のメニューはアメリカン RM 6、アフォガートRM 10など。紅茶、ホットチョコもある。
カフェでくつろいでいると、楽器店から試奏の音が聞こえてくる。音楽ファンにとっては極上のひとときになるだろう。
新しく設置されたカフェの売りは、音楽をテーマとした各種グッズに囲まれながら憩えることだ。カフェには音楽雑誌やジェンガ、モノポリーなどのゲームが置いてある。子供連れでくつろぐ家族の姿があった。
レジ横にはフェンダー、ギブソンのグッズ販売があり、Tシャツやマグカップから、ユニークなギターのボディ型のブックエンドやまな板などの商品がある。レコードブースには1,200点以上のアイテムが揃っている。レコードプレーヤーやスピーカー、ヘッドホンの販売もしている。
楽器販売スペースには、実際にどのようなアイテムがあるのか見てみよう。
ギター、ベースのコーナーは「Gibson」「Fender」「Epiphone」「GRETSCH」などのブランドが揃っている。ジャズベース、テレキャスターからフライングV、SG、サンダーバードなど種類も豊富だ。クラシック系の弦楽器はない。
楽器ケースは「mono」中心。ベースからウクレレまで大小のサイズある。
配線関連はオーディオ、シールドケーブルはフォン、キャノンがある。日本で人気のモンスターケーブルはなかった。
ストラップもざまざまなデザインがある。
ギター・ベース弦は、アーニーボール、ダダリオ、エリクサーと日本でもお馴染みのラインナップ。相場は日本よりも少しだけ高い。
コンパクトエフェクター、ワウペダルなど、エフェクターの種類は多い。日本で王道の「BOSS」はなく、「strymon」や「Neunaber Audio Effects」などが多く取り揃えられている。
価格の一部を紹介する。Neunaber Audio EffectsのElements Wet Reverbは日本価格の税込み25,380円に対しマレーシア価格はRM740(20,057円)で販売している。日本国内で輸入するよりも安く手に入る。お土産にひとつ購入するのはいかがだろう。
アンプは「Fender」「Marshall」が中心。
打楽器コーナーでは、シンバル、スティックはもちろん、ミニドラムのセットも置いてある。コンガ、ボンゴ、パーカッションもある。カホンは「マイネル」のみ。電子ドラムの現物はない。生ドラムセットはあるが、ディスプレイ用で試奏はできなかった。
マイク各種、ダイナミックやコンデンサーは取り寄せ対応となる。録音機材が欲しい場合は事前に問い合わせをするとよい。電話番号を伝えると入荷時に連絡をもらえる。ただし、店舗ごとに発注が異なるので予約店舗受け取りのみの対応となる。
MIDIキーボード、スマホ用DTMツール、DJ機器あり。
管楽器系は置いていない。
Swee Lee
営業時間:10am-10pm.
電話 :012-983-3420 (Swee Lee Music Company)
住所:T16 & T17, 3rd Floor, Lot 10, Jalan Sultan Ismail, Bukit Bintang 50250 Kuala Lumpur.
記事掲載日時:2018年12月26日 08:10