icon-plane 宗教的信念に寄り添う食品廃棄減量セミナー開催

宗教的信念に寄り添う食品廃棄減量セミナー開催

 

独立行政法人国際協力機構(JICA)は、廃棄物公社(SW Corp)、イスラム理解研究所(IKIM)などと協力し、宗教的信念に寄り添う食品廃棄物減量に向けたセミナーをマレーシア各地で開催した。

 

独立行政法人国際協力機構(JICA)は、宗教的信念に寄り添う食品廃棄物減量に向けたセミナーを行った。4月5日と6日、クアラルンプール、プトラジャヤ、ヌグリスンビランの各地で時間をずらして開催。協力は、廃棄物公社(SW Corp)、イスラム理解研究所(IKIM)、マレーシア日本国際工科院(MJIIT)、マレーシア環境技術公社(MGTC)、筑波大学。

 

マレーシアでは、発生する廃棄物の45%が食品廃棄物。その半分は家庭から排出されているといわれている。今回は特に家庭・コミュニティに焦点を当て、食品廃棄に関わる意識を変え、具体的行動につなげるために、市民の宗教的信念や信仰に根差した啓発プログラムを実施。

特に食品廃棄物が増加するといわれているラマダン時期に向け、宗教(コーランの教え)に基づいて、食材を余すことなく活用することや、少しずつ必要なものだけを買う腹三分目買い物法などについて、イスラム理解研究所から話をした。

 

記事掲載日時:2019年04月11日 08:56