icon-plane 「住みますマレーシア芸人」KLキンジョー 長男誕生レポート@サンウェイメディカルセンター

「住みますマレーシア芸人」KLキンジョー 長男誕生レポート@サンウェイメディカルセンター

 

 4月27日、「住みますマレーシア芸人」KLキンジョー氏に、長男、昇馬(しょうま)くんがめでたく誕生した。本日は、本出産を総合サポートしたサンウェイメディカルセンターの対応とともに、笑いあり、涙ありの誕生秘話を紹介する。(マレーシアマガジン=渡部明子)

 

キンジョー氏妻のえつこさんは、出産直前の3月末、それまでの滞在先であったシンガポールからマレーシア入りした。当初は自宅付近のクリニックでの出産も考えたキンジョー氏だったが、4月に入り、「万全を期して、総合病院であるサンウェイメディカルで行いたい」と希望、病院側との交渉をスタートする。出産予定日は5月1日。その時点で既に、Xデーまで1か月を切っていた。

 

数々の問題が立ちはだかる中、日本人患者担当の中川溶子マネージャー、国際患者センターのフェイ部長らが調整に奔走。無事、ベテラン女医の下、自然分娩での出産を受け入れてもらえることとなった。

 

4月10日。サンウェイメディカルで初診を受けるえつこさん。それを見守るキンジョー氏は緊張の面持ち。ここで、えつこさんの血圧が高めであること、相当の浮腫みが生じていることが判明。危険出産の可能性も考えられたため、総合病院での出産に切り替えたキンジョー氏の決断(思いつき?)を、病院関係者は評価する。

 

 

なお、超音波検診にて初めて胎内のわが子を見たキンジョー氏は、感激のあまり、その場で涙を流す。
4月17日。2度目の検診はいたって順調。

 

4月26日。子宮口が2センチ開いていることが判明。一両日中の出産が確実となった。
4月27日。午前8:54。初診から17日目。キンジョー氏から中川氏に、「陣痛が始まったので、病院に向かっています」と連絡が入る。

 

さて、えつこさんの陣痛が始まったのは土曜日。中川氏の勤務日は月曜から金曜。ところがこの日、別件にてたまたま病院に来ていた中川氏。キンジョー夫妻は、幸運にも中川氏のサポートを受けられることとなった。

 

なお、キンジョー氏が中川氏に連絡したのは、すでに病院に到着したあとで、『分娩室へ向かう途中』だった。中川氏は緊急受付口で今か今かとキンジョー夫妻の到着を待っていたが、あまりの遅さに心配になり確認。そこで初めて分娩室に入っていると判明。中川氏は飛ぶように分娩室へと向かったのだった。

 

 

 

子宮口の開きは6センチ。お産は夕方になるだろうと告げられる。無痛分娩を選択したえつこさんは、ようやく少し楽になるものの、子宮の収縮により、数分ごとに苦しい表情を見せる。苦しむ奥さんを目の当たりにしながらも、「間もなく自分が父になる」という実感を持てない夢心地のキンジョー氏。トレードマークの帽子を落ち着きなく着脱し、頭をかき、室内をうろうろと歩き回っていた。

 

正午前、予想に反して子宮口の開きは9センチに。お産は時間の問題となった。既に疲労の色が濃かったえつこさんは、酸素吸入を始める。

 

本来であれば、中川氏はすでに帰途につくころだった。1時からお産が始まるとの医師の言葉、さらには不安な表情を目一杯示すキンジョー氏に、「ここで帰るわけにはいかない」と腹をくくったと言う。

 

いよいよお産が始まった。医師の合図に、えつこさんは、1,2,3と呼吸を整え、いきむ。その横で、同じく呼吸を整え、必死の表情でいきむキンジョー氏。「これほど素敵なご主人を見たのは初めてです。まさにご夫婦一緒にお産に挑んでおられ、奥さんはどんなに心強かったことでしょう」と医師と中川氏は、そのときの様子を振り返る。
力を振り絞るえつこさんとキンジョー氏。頭は見えているのだが、赤ちゃんはなかなか出て来てくれない。

 

午後1時35分。母体と赤ちゃんの安全を期し、医師は帝王切開へと舵を切る。なお手術室へは関係者以外は入れない。えつこさんのことが心配で、なんとか入室したいキンジョー氏だったが、計画的な帝王切開による出産時と異なり、今回は有事での手術のため、それはできないと断られる。「よほど奥さんが心配だったんですね。その後、マレー語で自ら必死に交渉しておられました。その姿に心打たれました」と中川氏。顔色を変えて心配するキンジョー氏とともに、ただひたすら無事の出産を祈ったという。

 

 

午後1時54分。待ち望んだ瞬間が訪れた。元気な男の子の誕生だ。母子ともに無事と告げられる。

 

父となったキンジョー氏。この世に生まれてきた赤ちゃんとの初対面を果たす。この対面には、重要な意味があった。病院スタッフから、「こちらの赤ちゃんが、キンジョー夫妻の赤ちゃんかどうかの確認作業をさせていただきます。奥様の氏名、誕生日をまずはご確認ください」と告げられる。

 

ところが当のキンジョー氏。元気に泣き叫ぶ我が子にひたすら感動。スタッフの言葉を一切聞いていない。「うわぁ、ホンマについてるやん~。男の子やん~」を繰り返すのみ・・・。しかし、赤ちゃんはいつまでもはだかん坊でいるわけにはいかない。周囲に促され、慌てて確認する。確認を終えると、数々の検査のため、赤ちゃんは新生児室へと入って行った。
ガラス越しに赤ちゃんを見つめながら、「頑張らなあかんな」と覚悟を新たにするキンジョー氏だった。

 

さて、間もなく病室に戻ってきたえつこさん。その手をしっかり握り、目に涙をため「ありがとう、ありがとう」と声を絞り出し、頭を下げるキンジョー氏。えつこさんは満面の笑みでキンジョー氏を見つめ返していた。
翌月曜日、えつこさんと赤ちゃんは無事に退院する。日本では考えられない早さだが、「一日も早く帰りたい」と、えつこさん本人も退院を希望する。

 

その日の様子を中川氏は次のように語る。「病室を訪れたら、キンジョーさんが三線をひいておられましてね。その演奏を奥さんが笑顔で見つめ、赤ちゃんがすやすや眠っていて。幸せが満ち溢れ、まるで別世界のようでした」。

 

 

昇馬くんの誕生、えつこさんの無事は、決して“当然”のことではなかった。サンウェイメディカルの医師、看護師、中川マネージャーらの確かな判断とサポートあってこそ、今、キンジョー家は幸せいっぱいの日々を送る。

 

 

今後出産予定の方は、サンウェイメディカルでの出産を選択肢として検討されてはいかがだろう。安心・安全、プロフェッショナル、かつアットホームなサポートを受けることができる。

 

記事掲載日時:2017年05月15日 10:46