icon-plane マレーシアならではのニョニャ粽で、旧暦の端午の節句を祝う

マレーシアならではのニョニャ粽で、旧暦の端午の節句を祝う

 

6月7日は、華人にとっては端午の節句。今年はハリラヤ休日と重なり、各家庭では例年より盛大に祝いの準備が進められている。(マレーシアマガジン=渡部明子)

 

2019年6月7日、それは旧暦の5月5日で、端午の節句を意味する。マレーシアの中華系にとっても端午の節句はハレの日で、今年はハリラヤ休日と重なり、各家庭では例年より盛大に祝いの準備が進められている。

 

さて、端午の節句といえば、粽(ちまき。日本では、柏餅で祝うところもある)。
本日は、本家中国の品とは異なる特徴を持ち、今の時期、ここマレーシアでしか味わえない、貴重な「ニョニャ・チャンツ(ニョニャ粽)」を紹介しよう。

 

 

ニョニャ・チャンツは、マラッカとペナンに端を発する名物で、端午の節句までの2週間程度しか市場に出回らない。

 

 

その大きな特徴は、一部が鮮やかな青色に染め付けされていることで、バタフライピー(ブンガ・トゥラン)と呼ばれる天然の花で色付けされている。使用される米は、もち米。具材は、鶏ひき肉、刻んだシイタケやシャキシャキ感を有する冬瓜が中心で、味の決め手はコリアンダー・シードだ。
上品で、飽きが来ない味付けだが、1個で充分お腹は満たされる。なお、ベジタリアン用に、ひき肉の入っていない品もある。

 

当地ならではの端午の節句を、ぜひニョニャ粽でお祝いしてはいかがだろう。

 

記事掲載日時:2019年05月28日 21:36