icon-plane マレーシア進出の魅力は「労働者・国民の英語力」課題は「労務・煩雑なビザ」

マレーシア進出の魅力は「労働者・国民の英語力」課題は「労務・煩雑なビザ」

 

2019年度在マレーシア日系企業アンケート調査が発表された。

 

マレーシア日本人商工会議所(JACTIM)/JETROクアラルンプール事務所は、2019年度在マレーシア日系企業の調査を発表した。在マレーシア日系企業556社にアンケート調査を実施した。 期間は、2019年1月13日から3月31日まで。アンケート有効回答数は278 社〔回答率:50.0%〕。

 

労務費の増大により競争力が低下

 

今後のマレーシア事業方針について、回答企業の 35.4%が「拡大」すると回答。前回調査から 1.4 ポイント減少した。「拡大」理由には安定的な経済成長、受注増との声が多かったほか、「マレーシアをハブ化する」という企業もいた。「現状維持」と回答した企業は 58.8%で 2.7ポイント減少、「縮小」と回答した企業は 5.4%で 3.8 ポイント増加した。「縮小」理由としては、労務費の増大による競争力の低下、競合企業の増加などが指摘された。

 

マレーシアの投資先として最も魅力的な点は「労働者・国民の英語力」(68.7%)。本項目は例年比率が高く、企業は長きにわたって、国民の英語力を高く評価している。

 

貿易・投資上の課題に関して、「労務」を挙げた企業の比率が 41.4%と最も高く、前回調査から 7.1 ポイント増加した。次いで、「煩雑なビザ取得手続き」(30.9%)、2018 年 9 月から導入された「SST の運用」(29.5%)、「政治の先行き不透明感」(28.4%)と続いた。

 

労働政策・雇用環境に関して抱える課題は「賃金の上昇」(70.9%)が最大。

 

「外国人労働者申請手続きの簡素化、効率化」(51.1%)を求める企業の比率が最も高かった。次いで、外国人労働者に関する制度や規制の変更が多いことを受け、「一貫した政策運営」を求める声が 41.7%と多かった。

 

記事掲載日時:2019年07月08日 17:27