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日本大使館がヘイズについて注意喚起

 

在マレーシア日本大使館は、9月20日、マレーシアのヘイズについて注意喚起を行った。内容は以下の通り。

 

 

ヘイズ(Haze/煙害)による健康被害にご注意いただくと共に,社会生活への影響にもご留意ください

 

1.マレーシア保健省のプレスリリース( http://www.moh.gov.my/index.php/database_stores/store_view_page/21/1228 )によれば,インドネシア側での森林火災の影響により,ヘイズ(Haze/煙害)がマレーシア国内の一部地域にも被害を及ぼしており,ASEAN Specialized Meteorological Center (ASMC) の発表( http://asmc.asean.org/home/ )が示すように,その森林火災の現場が存在するため,ヘイズは今暫く続くものと予想される,としています。

 

2.マレーシア環境局では,各地域における大気汚染指数(API)を以下のとおり5段階に分類して,随時発表しています( http://apims.doe.gov.my/public_v2/home.html )。 当国保健省は,指数が101(不健康)を超える場合には,屋外での活動を見合わせるよう推奨しています。
【API指数】
50 以下・・・良好(Good)
51-100・・・通常(Moderate)
101-200・・・不健康(Unhealthy)
201-300・・・非常に不健康(Very Unhealthy)
301 以上・・・危険(Hazardous)

 

3.今月に入り,サワラク州内でAPI指数200を超える日が増え,また観光地シャーアラム市やマラッカ市でも一時は指数200に達し,今週に入ってからはスランゴール州内やクアラルンプール市内においても指数150を超えたため,18日以降は各州の教育省は公立・私立すべての教育機関を臨時休校とする一時的措置をとっています。

 

4.つきましては,これらAPI指数が高くなる地域にお住いの在留邦人の皆様や,そうした地域に行く御予定の短期渡航者の方におかれましては,上記マレーシア環境局のホームページ等で最新のAPI指数情報を小まめに確認し,汚染濃度に応じては屋外での活動を控えるなど,上記マレーシア保健省( http://www.moh.gov.my/index.php/pages/view/183 )のプレスリリースの,健康への影響軽減予防策(邦訳は以下)も参考にし,状況には十分ご注意ください。

 

<仮邦訳>
1.運動は呼吸数の増加につながり,ヘイズ被害のリスクを高める可能性がある。
2.全国ヘイズ・アクションプランの推奨事項に沿って,大気汚染指数(API)の値が100を超える場合,屋外での活発な活動は控える。
3.屋外では,必要に応じてマスクを使用する。
4.自宅など建物の窓は閉じて,ヘイズ流入を抑制する。
5.屋内は小まめに清掃し,禁煙とする等,建物内でのヘイズ被害のリスク増大を抑えるよう心掛ける。
6.車両のエアコンを使用する際には,車内空気サイクルモード(内気循環)を選択する。
7.喉が渇いていない場合でも,十分な水分(1日に少なくともグラス8杯)を摂取する。
8.可能であれば,微粒子を濾過する高性能のエアコンや空気清浄機を活用し,屋外からのヘイズ侵入を防ぐ。
9.幼児や,呼吸器疾患・心臓病を持つ子供の健康には特に注意する。
10.体調が悪い場合は,直ちに医療機関で診療を受ける。 (以上)

 

写真提供;123ref

記事掲載日時:2019年09月23日 10:33