icon-plane マレーシアから日本まで(できるだけ)陸路で帰ってみた。~ペナンからハジャイ編~

マレーシアから日本まで(できるだけ)陸路で帰ってみた。~ペナンからハジャイ編~

「マレーシアから日本まで(できるだけ)陸路で帰ってみた」の第二弾は、マレーシアの北部のペナンからタイのハートヤイまでです。ついにタイの国境を越えます。(マレーシアマガジン=ふくだたろう)

 

こんにちは、ふくだたろうです。

マレーシアを去る日がやってきました。たかが半年、されど半年。知り合いのマレーシア人には、「もうマレーシア人だね」と言われるほど、マレーシアに染まり、マレーシアを愛し、正直マレーシアに住みたいとまで感じていますが、しかたありません。また必ず帰ってくると心に決め、ペナンを後にします。

 

ペナンからハジャイ(ハートヤイ、Hat yai)への移動

10月4日、ペナン島からペナンの大陸側バタワース(Butterworth)へと向かいます。

移動方法:フェリー

時間:約20分

費用:無料

ハジャイ行きの国際バスに乗るため、ペナン島のRaja Tun Uda Ferry Terminalからバタワースのペナンセントラル(Penang Sentral)行きのフェリーに乗ります。バタワースからペナン島へ行く際には、RM1.2の運賃が必要ですが、ペナン島からバタワースへ向かう際には運賃はかかりません。

フェリー内の様子

 

*ペナン島のスンガイ・ニボン(Sungai Nibong)からもハジャイ行きのバンが出ています。

同日、バタワースからタイのハジャイへと向かいます。

移動方法:国際バス(KKKL)

時間:約4時間半

値段:RM45

 

ペナンセントラルでバタワースからハジャイ行きのチケットを購入。チケットの購入時にパスポートの提示が求められます。

 

13:15

定時通り、ペナンセントラルを出発。

車内の様子

座席数は24。右側は2人掛けで、左側は1人掛けでした。それぞれの座席には充電ケーブルの差し込み口が2つあり、携帯電話などを充電することができます。

15:00

3時間ほど走った後、「CTC RECREATION SDN. BHD.」と書かれたパーキングエリアに停車。ここで、約30分の休憩とパスポートの回収が行われます。ここで一つ気が付くことがあります。運転手がタイ語を話している…。よく見るとタイ人らしき乗客も多い。まだ国境は超えていないのにタイの空気を大いに感じながら、パスポートの返却を待ちます。約30分後、パスポートを返却され、入国・出国カードが手渡されました。

 

15:40

マレーシアの出国手続き。

16:00

タイのイミグレへ到着。陸路での国境越えに少しドキドキしながら入国審査を待ちます。そしてついに筆者の番に。ですが、こちらの緊張感とは裏腹に「何しにタイへ?」「ホテルは?」と簡単な質問だけされ、あっさりと入国。イミグレを出たところにペナンから乗ってきたバスが止まっているので、それに乗り込み、後はハジャイ到着を待つだけです。

16:40(タイ時間)、17:40(マレーシア時間)

出発から約4時間半後、ハジャイに到着。Odean Shopping Mallの近く、特に何もないところに降ろされ、「えっ、ここ⁉」と戸惑っている間に、バイタクの勧誘を受けます。約1キロ離れたホテルまで、1人50バーツと提案されたため、ホテルまでバイタク(バイクタクシー)を利用します。しかしホテルに着き、2人分の運賃100バーツを500バーツ札で支払ったところ、先ほどまでの金額から一転、1人100バーツだと主張し、おつりを300バーツしかよこしません。もうすでにお金を支払ってしまっていたため、元の金額に戻すのは不可能だと判断し、1人100バーツの提案を飲みました。タクシーなどの支払いの際は、できるだけおつりが出ないように支払いましょう。

ホテル

ハジャイで宿泊したホテルは「S.C Heritage Hotel」

 

宿泊した部屋は、シングルベットが二つのツインルームで一泊1,085円(Agodaから予約)。シャワー・トイレは清潔。シャワーからは温かいお湯が出ましたが、水圧は弱め。

アメニティにはタオルが二枚とシャンプー・ボディソープ、お水二本、WIFIがありました。

ランドリーサービスはありませんが、ホテルの裏にコインランドリーがあります(乾燥機なし、タイ語)。

ハジャイの街並み

思っていたより都会(失礼)。

ハジャイの治安

ハジャイとGoogleに検索をかけると、何やら物騒なニュースがちらほらと出てきます。実際に外務省の海外安全ホームページでは、ハジャイのあるソンクラーという地域は危険レベル2(不要不急の渡航は止めてください)に指定されています。滞在中、治安の悪さを感じることはありませんでしたが、訪れる際には十分注意が必要です。

 

次回はハジャイからバンコクまでのタイ国鉄、寝台列車17時間の旅についてお伝えします! 寝台列車の予約をし忘れるという痛恨のミスをしてしまうのですが、果たして無事にバンコクへと向かうことはできたのでしょうか。

記事掲載日時:2019年10月23日 08:25