icon-plane マハティール元マレーシア首相の三男、ムクリス・マハティール氏ケダ州知事辞任

マハティール元マレーシア首相の三男、ムクリス・マハティール氏ケダ州知事辞任

 

マレーシアのケダ州の州首相を務めていたムクリス・マハティール氏は3日、記者会見を開き、ケダ州の州首相を辞任した事を発表した。

 

事の発端は今年1月下旬に与党である統一マレー国民組織(UMNO)所属の議員らが、ムクリス氏を「指導力不足」で辞任を求めた事にある。決定打となったのは、同州議会の与党議員がムクリス氏に不信任案を出した事がきっかけだが、ナジブ首相の意向があったとの世論の声が強い。ムクリス氏は会見で「危機を長引かせたくなかった。議会の信任を失ってしまった」と辞任の理由を語っている。ケダ州はマハティール元首相の地盤となっている地域だが、結果的に失脚する形となった。

 

ムクリス氏は1980年に上智大学に留学、日本での邦銀勤務経験もあり日本語に堪能な事で知られている。統一マレー国民組織(UMNO)の次期リーダー候補と呼ばれていたが、次の同氏とマハティールの動きが注目されている。