icon-plane クアラルンプールでひったくり被害が増加

クアラルンプールでひったくり被害が増加

 

日本国大使館では、5月16日、クアラルンプール市内でひったくり被害が増えていることにつき、注意喚起を行なった。

 

5月10日、クアラルンプール市警察は、2017年に入りひったくり発生件数が368件(前年同時期は234件)と急増していると発表。5月9日、独立広場(Dataran Merdeka)前で「自撮り」をしていた中国人女性が、ひったくり被害に遭遇した。

 

在マレーシア日本国大使館ではこれを受けて、在留邦人及び短期滞在者に対し注意喚起を行った。

 

それによれば、狙われやすいのは、高齢者や女性、そして荷物を多数携行している人。犯行現場は、「被害者に接近しやすく、かつ、逃走しやすい場所」であり、具体的には、往来の多い交差点や路地から大通りに出る交差点、ショッピングモールや交通機関、ホテル等の出入口前、銀行ATMの近辺など。

 

また、「2人バイクには常時警戒する」、「サンダル履きを避け、歩きやすい靴を選ぶ」、「時折背後を振り返り、自身が警戒していることを明示する」など、「犯人から『標的』と認識されないようにする」などの対策を上げている。

 

犯行は昼夜間の区別無く、往来の多寡に関係なく敢行される。白昼、人々が多数往来するような状況でも、犯人が「被害品を奪える隙がある」と判断した場合には犯行が敢行されるため、常に警戒心を保持するように呼びかけた。

 

一方で、全体の犯罪発生件数自体は4542件と、昨年同時期に比べて20パーセント以上も減少しているという。

http://www.my.emb-japan.go.jp/Japanese/ryoji/Hittakuri%20jiken%2016052017.html