クアラルンプールに吉本新喜劇が初上陸。会場の様子をレポートをします。(マレーシアマガジン=上地依理子)
2019年11月24日、クアラルンプールの「The Platform」で、吉本新喜劇ワールドツアー「60周年 それがどうした!」マレーシア公演が行われました。
今回の新喜劇の舞台はたこ焼き屋さん。すっちー演じるすち子と川畑泰史さんが働くたこ焼き屋さんで起こる、ひょんな出来事から物語は発展していきました。
公演の間、新喜劇名物である「すち子のねぶり飴」も配られました。遠くのお客さんにも届くように最後は全力で飴を投げるすち子のホスピタリティーの高さに感銘を受けました。
公演は全て日本語で行われました。会場のお客さんのほとんどは日本人でしたが日本語のわかるマレーシア人もちらほら。私の近くに座っていたマレーシア人は大爆笑。笑いに厳しいマレーシア人も引き込まれてしまう、吉本新喜劇のお笑いエンターテインメントの魅力を感じました。
すち子と吉田裕のコンビ芸として知られている「乳首ドリル」はお国柄を考慮して下着をつけたまま! 吉田裕さんは「マレーシアだから特別や!」とツッコミ、会場を盛り上げました。結構なレア回であったに違いありません。会場は大きな歓声と笑い声が響きました。
セットは日本の吉本の公演会場である「なんばグランド花月」さながら! 舞台セットのクオリティーにも感動しました!マレーシアにいながら、まるで大阪にいるような感覚でした。
また、マレーシア にちなんだネタもありました。すち子は「クアラルンプール水産学校」に通っていたなどマレーシア関連のネタも会場の笑いを誘いました。
また、本公演にはマレーシアで芸能活動を行っているマレーシア住みます芸人の「KLキンジョー」を初め、インドネシア住みます芸人も出演。「KLキンジョー」はマレーシアあるあるネタを披露し、会場を盛り上げました。
吉本新喜劇はマレーシアに大阪の風をもたらしました。笑いは最強のエンターテインメント。大阪のお笑いは世界共通でした。
またマレーシアで新喜劇が上演されることを祈っています。
記事掲載日時:2019年11月28日 18:11