今回はフィールドレポーターのムラセマンの釣果報告です。
先日、ふたたびPulauJarakを調査してきました。
前回は良型のコビアやカツオ、サワラなどで楽しませてもらいましたが、
今回はターゲットを絞ってスナッパー(タイの仲間)、グルーパー(ハタ類)狙いです。
(前回の模様はこちら→マレーシア人気No.1ジギング船【Darkwater fishing Charter】)
ボートは前回と同じくトーマス操るDarkWaterです。
今回はKLのローカル釣り仲間に加え、Sitiawanのアングラーと合流し総勢8名でした。
この船ではこのくらいの人数が上限かといったところでしょうか。
さて、勇んで出航したもののこの日は若干風模様。
ポイントまでは1時間ほど走りますが、
200馬力×2基をフルスロットルで飛ばすので、
こうした波立っている日は船の中に居てもこんな感じ↓で海水シャワー状態です。
乗船される方は着替えが必須ですね。
そうこうしているうちにポイントへ着。
水深は60~80mほどだが、
やはり風があるため船は常にドリフト状態でラインのテンションを保ち
バーチカルに落とすのは難しい状況。フォール系のジグを中心に使用し、
ラインが引っ張られすぎないように2回ほどボトムをタッチしたら打ち直して・・・を繰り返し、
水中からの反応に集中します。
ドテラの場合は風が吹くとせっかくポイントにつけてもすぐに流されて外れてしまうので、
反応が出たらすぐにアプローチできるよう重めのジグ(200g~)をチョイス。
小物は飽きない程度にバイトしてくるのもスローピッチの面白さですが、
砂地に入るとエソやイトヨリといった魚が釣れてくる=ポイントから
すでに外れている可能性が高いといった状況が読めますね。
幾度と無くポイント移動を繰り返すトーマス、シティアワンの常連たちも苦戦気味です。
しかし大きく島から沖合いに動いた直後のポイントで
着底寸前に手ごたえの有るアタリが!
トルクの有る走りでボトムに走り出すのをなんとかかわしつつ慎重にやり取りして
上がってきたのはなんと本命だった良型のグルーパーとスナッパーのダブルヒット!
そしてこれに続く形で仲間のジグにも次々とバイトがあり船中大フィーバー!
この1ドリフトで5フッキング7フィッシュでした。
その後は島周りへ移動し30~60mラインを探っていきますが、
尾後になると更に風が厳しくなる状況に苦戦です。
(上はバラクーダ、下はダツ。いずれも鋭い歯でラインを切って行く厄介者)
(Pulau Jarakには海軍のベースがあります)
その後もぽつぽつと小物を水揚げしつつ夕方になったので帰港。
状況はパーフェクトではなかったものの、
風と潮の状況を見ながら狙い通り本命のグルーパーを仕留める事が出来大変満足でした。
Jettyにて片づけを一通り終えた後は、
帰り道の途中にある中華系のシーフードレストランに釣りたての魚を持ち込み
みんなでディナーを頂きます。
高級魚とされるだけあって、スチームドのグルーパーは絶品でした。
こちらでは普段なかなか手に入らないような
美味しい新鮮な魚を食べることが出来るのも、
マレーシアでの釣りの魅力のひとつですね。
円卓を囲みローカルたちとの釣り談義に花を咲かせつつ今回のトリップを締めくくり、
改めて「釣りは世界共通の言語」だということを実感しました。
日本ではなかなか得られない経験、ぜひ皆さんもチャレンジしてみてください。