icon-plane 【読書好きに】厳選した新刊書をダイジェストで・SEREND!P体験レポート

【読書好きに】厳選した新刊書をダイジェストで・SEREND!P体験レポート

 

海外にいながらにして、「日本の本が読みたい!」と渇望する人は多いでしょう。電子書籍も良いのですが、ふらっと書店に行って、パラパラと立ち読みする感じが欲しい! という方もいるのでは? 今回は「SEREND!P」というサービスを使ってみたのでレポートします。(マレーシアマガジン=野本響子)

 

「SEREND!P」はビジネスパーソン向けに新刊書籍のダイジェストが読めるサービスです。マレーシアでサービスインしたということで、早速使ってみました。

 

現在は試読を提供していて、7日間、過去の配信バックナンバーを全て読めるウエブサイトにログインできます。サービスは今の所パソコンに対応。スマホでも見られますが、文字が小さくなります。

 

書籍のラインアップはビジネスや実用書が主流で、文学や漫画はないようです。実際にダイジェストで読める本は1500冊ほど。割と渋め、堅めのラインアップが多いです。
「本業以外に視野を広げるきっかけとして、様々なジャンルから厳選した良書のダイジェストを提供します」ということ。つまり、仕事上読んでおいた方が良い、という本を選択し、エッセンスを教えてくれるサービスとも言えるでしょう。

 

ランキングを見ても、「ブロックチェーン×エネルギービジネス」「頭のいい説明は型で決まる」「20億人の未来銀行」などビジネスパーソン向けのタイトルが並びます。個人的には日本経済新聞社の「プラナカン 東南アジアを動かす謎の民」がもっとも気になりました。さらに日本ではまだ翻訳されていない海外で話題の書籍も日本語のダイジェストにして紹介しているそうです。

 

忙しいビジネスマンにとって、書籍のダイジェストがわかるというのは便利。肝心の要約ですが、ダイジェスト版とはいっても、書籍のエッセンスが入っていて、「なんだか読んだ気になる」のがミソです。また、「Machiavellian Intelligence」など海外の書籍の翻訳エッセンスが読めるのもミソ。おそらく要約している人は全文を読んでいるのだと思います。最後に読んだ人の感想までついています。なお、ダイジェスト文面と配信については全て出版社または著者の許諾を得ているとのこと。

 

これを読んで気に入ったら、実際にKindleで読んだり、紀伊国屋書店で探したりしてもいいかもしれません。ダイジェストを読む、というのはちょっと新鮮な感じですね。

 

書籍の選択は、編集チームや企業や有識者からのヒアリング、出版社のお勧めなどで決めているそうです。
これをまとめてざざっと読んでおくと、日本から離れても、日本の話題には結構ついていけるかな。会社に図書室があったらこういうラインアップかもなぁ、という感じでした。活字中毒者や、マレーシアにいながらにしてネットにない日本の最新情報を知っておきたい、という人には使えるサービスだと思います。
実際に、登録しているのは法人が多く、いま日本で240社8万人が使っているそうです。

 

現在は無料で試読することができるので、タイトルなどを見たい人は登録して使ってみることをオススメします。お試しは以下からメールアドレスと名前を入れるだけです。クレジットカードの入力なども求められませんので、お気軽に。

 

「SEREND!P」の無料試読ページへ

 

記事掲載日時:2018年08月20日 11:19