icon-plane ノッティンガム大学にいる日本人を調査してみた

ノッティンガム大学にいる日本人を調査してみた


学校の湖とトレントビルディンング

 

ノッティンガム大学マレーシア校の特徴の一つに、日本人が少ないということが挙げられます。現在、日本人が4人在籍していますが、それぞれが違うコースで勉強しています。今回ファウデーションと呼ばれる大学準備コースで勉強している栗田実咲さん(Foundation in Arts and Education)、山下蒼空さん(Foundation in Arts and Education)、山田太郎くん(Foundation in Business Management)に留学のこと、学校生活のこと、勉強のことを色々聞いて見ました。(マレーシアマガジン=上地依理子)

 

ー 数ある留学地の中からなぜマレーシアを選んだのですか?

 

栗田 もともと教育学部志望で、英語で学びたいという思いが強かったんです。日本の大学で英語が上達する保証はないと、海外留学を決意しました。調べていくと、テソルというイギリス発祥の教育方法に興味が出ました。そしてイギリスの大学に行きたいと考えるようになったんです。でもすごく高くて….調べていたらマレーシアにイギリス系の大学があることを見つけて、それがここでした。でもちゃんと思い出すとそもそも暖かい場所に住みたかったのかもしれないです
 
山下 留学したいと思い、まず重視したことが安いこと、英語圏であるという二つでした。そこで候補地としてマレーシアを考えるようになったんです。多民族国家、文化の多様性という日本とは違う特色を知り、もっと興味が出てくるようになり選びました。

山田
 グローバルな高校におり、ニュージーランドに留学をしたことがきっかけで、海外大学進学を視野に入れるようになりました。アジア圏で多民族国家であるマレーシアへの留学が選択肢になりました。また、日本でマレーシア人をホストした経験があり、実際に彼らから色々話を聞いて行きたくなったことも決め手の一つかもしれません。

 

ーーなんで数あるマレーシアの大学の中でこの大学を選んだんですか?

 

栗田 私の場合マレーシアを選んだというよりもこの大学を選んだという感じでした。

山下 英国系の大学は政治に強いと聞いてノッティンガム大学を選びました。

山田 経済学部希望でサンウェイ大学かノッティンガム大学かで迷っていました。サンウェイ大学は高校からの友達が結構通っていたのですが、知り合いのいない環境で自分を試したいと思い、日本人があまりいないノッティンガム大学を選びました。あと、イギリス本校に留学できるインターエクスチェンジ制度もこの大学を選んだ理由の一つです。

 

ー 実際このキャンパスで生活して見て感じたこと、学校生活について思うことはありますか。

 

栗田 とにかく交通面が不便です。街に出るとしても学校のシャトルバスを取るか、グラブを取るか….車がないと不便。でも不便な分平日に出かけないで平日に集中してやることをやれます。平日、休日のメリハリをしっかりつけることができるようになったと思います。

山下 自然もたくさんあって勉強するにはとてもいい環境です。でも生活に関しては街から遠い、駅から遠いということもあり不便です。授業が終わったら遊びに行こうと思っても徒歩圏で行ける場所がない。少し悲しいと感じることもあります。学校のご飯も少し飽きて来てしまって最近では自分で自炊もはじめました。でも一学期過ごし、この環境にも慣れました!

山田 最初はクラスに日本人がいないことが正直少し不安要素でした。でも日本人がいない分逆にローカルの友達がたくさんできました。今ではマレー系、中華系、インド系マレーシア人と仲良しです。学校生活はだいたい1ヶ月ぐらいで慣れました。交通面は不便で街に出るのに1時間以上かかるのが今でも不便だなと感じるけれど逆に何もなくて勉強に集中できるいい環境です。

 


トレントビルディングからオフキャンパスのアコモデーションまでの道

 

ー 実際英語の環境で勉強して見てどう思いましたか。

 

栗田 来た当初はは授業で何を言っているか本当に聞き取ることができませんでした。周りの友達に比べると英語力が足りず、先生にも心配されるほどでした。でも周りの友達がエッセイの書き方から授業の内容まで全て教えてくれて本当に感謝しています。

山下 私も最初は授業についていくのがやっとでした。でも授業でのプレゼンだったりディスカッションは日本ではできないことで、自分の力になっているような気がします。先生や友達にも助けられて今では勉強のサイクルが安定して来ました。

山田 ファウンデーションの一学期目は授業の内容がイマイチ掴めず、大変でした。わからないことを自分で復習したり、友達に聞いたりして内容を掴んで行きました。でもそれ以降は徐々に慣れて行ったと思います。でも今のクラスは120人のクラスのうちインターナショナル生が3人だけで、そのせいもあって授業でよく質問を受けるのがまだ少し慣れない点の一つかもしれません。

 

ー ノッティンガム大学に来てよかったと思うことはありますか。

 

全員 自立できました!!

栗田
 自分から行動する力、自己解決力を養えたと思います。

山下 日本人が少なく、人に頼らず行動するようになりました。待ってても何も現状は変わらない、なので自分で動かないといけない!と思うようになり、自立する力はつきました。

山田 フットサルとサッカーのクラブに入っているので部活と勉強の両立の重要性を改めて感じることができました。あと日本語を本当に喋る機会がない! 自ずと英語力は向上しました。また英語は上手く話せなくても話してみる、チャレンジする力はつきました。

 


学校の中に住んでいるアヒル

 

ー ノッティンガム大学を検討している人たちに一言お願いします。

 

栗田 何を勉強したいかが重要だと思います。検討している大学を一回見に行くことも大切だと思います。
山下 自然がたくさんあるいい大学です。日本人ウェルカムです!
山田 不便ではあるけれども英語力は上がります。自立と自己解決力を養いにぜひ来てください」。

ブログ:えりんぎのノッティンガム大学日記 (https://www.eringilife.com/)

記事掲載日時:2019年03月12日 12:47