再び日経新聞です。長らく東南アジアの成功例だと見なされて来た
人口3,000万人のマレーシアに独裁政治に陥る危険を冒しつつあると
報じられている。マレーシアは英国からの独立以降、統一マレー国民
組織(UMNO)が政権を率いて来たが、近年3党で構成されている
野党連合の圧力が高まっている。そんな中、野党連合を率いる
アンワル氏が今年2月に「同性愛行為」をしたとして禁錮5年の有罪判決で
収監された他、過去1週間で90人以上が拘束、その多くが「煽動法」に
抵触したという。14年度のマレーシア債券保有率は40%超と高いが、
同国は純エネルギー輸出国で原油価格の下落に脆弱な体質で、
外国人によるマレーシアの債券保有率は40%と高く、債券の保有者達も
神経質になると思われる。(日経新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO85133010R00C15A4000000/
☆アジア各国が先進国に向かう中、今までの「不透明性」が通じなくなって
きつつあります。日本の高度成長期に問題になった事が、今アジアの上層部を
悩ませているようです。