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Ma-Mag Marketing公式ページ開設のお知らせ

 

こんにちは。Ma-Mag Marketing代表・中村です。

 

マレーシアマガジンも6年目に入り、会社としての体制が整ってきたので、会社を部門に分けました。

 

ウエブやFacebookでの「マレーシア全般のお役立ち情報」は、引き続き「マレーシアマガジン」にて平日毎日配信。弊社のサービス内容のご紹介や、日々のマネージメントタレントの活動については、Ma-mag marketing sdn.bhd.の公式Facebookにて随時、お知らせしていきます。

 

Ma-mag marketing公式フェイスブックでは、多民族のマレーシアならではのマーケットに関しての考察・分析・情報などもご紹介します。マレーシアでビジネスをされている方、またこれから進出する方々の経営・ビジネスの構築の仕方から、民族別による営業戦略、揉めたときの仲裁の仕方など。ジャンルを跨いだ取材から得たデータと、自身の失敗談を基に、実践的な形でノウハウをご紹介します。

 

「地元密着型の人」にビジネスを教えてもらおう

 

マレーシアに来た当初、私は知り合いが一人しかいませんでした。その方に手取り足取り地元密着生活のノウハウを教えてもらいました。ビジネスを立ち上げてからも、いろんな方々にアドバイスを頂きながら、なんとかここまで来れました。むしろ「やっとスタートラインに立てました」の方が正確かと思います。

 

マレーシアには多くの日系企業がサイズを問わずに進出されていますが、海外での初めての経験に、心底苦しい思いをされている日本人、また、日本式の会社の文化に慣れずに苦しい思いをされているマレーシア人も多くいます。

 

私も最初、起業しようといきなりマレーシアに来てしまいました。まず送り迎えなど、子供の世話も2倍になることを知らなかったし、英語を話せなかった主人とも良く揉め、「マレーシア人はだらしがない」と言う思い込みのために、マレーシア人とも良く揉めました。また、ろくに仕事経験もなかった私は、今思えば計画ではなく夢を持ってマレーシアに来てしまったらしく、そのため仕事でも何もかもが上手くいきませんでした。

 

本当に2、3年は自分のことで精一杯だと言うのに、その間に仕事でも色んな人と揉め、帰国したくなる程辛かったのですが、優しいマレーシア人達と話すたび共感し、新しいことを知るのが嬉しくて、なんとかここにへばりつくことが出来ました。

 

あと一点は、やはり自分の中のお手本を間違えなかったことが、スタートに立てた大きな理由のひとつだと思います。自分が本当に惨めな気持ちでいるときにでも、話だけは聞いてくれる経営者や主婦の方がいました。バカにされたり生意気だと言われたりしましたが、地元に密着した経営者からは、いつも励ましの言葉を頂きました。きっとこの方々も、外国での飛び込み営業など、自分よりは遥かに苦しい思いをしたに違いない。彼らの言葉の端々には、そういった力強いヒントが紛れていて、それがなければ、私は堪えられなかったと思います。辛い道をシュミレーションをしながら進むには、絶対にガイドやコーディネーターが必要です。

 

映像の仕事では「誰と仕事するか」が重要です

 

例をあげると、映像の仕事では、スケジュールやストーリーディテールの小物までを、完全に逆算して進まなければいけません。いくらプロ集団とは言え、現行の仕事に追われながら、海外での撮影で、自分なりのリサーチで映像がきちんと完結するのでしょうか? そのコーディネーターは確かな人でしょうか? 番組にはいくらの予算がかかり、ミスや調査能力の差で、どれだけの損失が出るのでしょう?

 

例えば日本から来て、現地の社長が並んでいるとして、どの社長から話を聞くべきでしょうか? 選んだ社長が本当はマレーシアを知らなかったら? 気が合いそうというだけでガイドにして良いのでしょうか? 仕事で最後まで相手を尊敬するために、こちらからも選ばせて頂く。初動の大事な要です。

 

地元に密着している人と、してない人では、持っている情報量とデータの正確さが、遥かに違います。私は見よう見まねで地元に密着している人たちを真似しました。真似だけでサービスは売れないものの、失敗するたびに原因がわかり、3年くらい手当り次第に人に話を聞くうちに、失敗する人と成功する人のパターンも浮かび上がりました。そこで、こういったパターンも共有したいと強く思いました。海外を知らなすぎる私達は、役職や経験より、まずその地域を学ぶべきだと思います。

 

じっくりと腰を据えて地元に密着しながら、自分の情報や視野を広げ、耐性をつける。そういう横のラインこそが、しっかりと成長するマレーシアビジネスの鍵となると感じています。貴方が日本でプロフェッショナルだとか、経営経験があるとかは、日本の将棋に強いのと同じ。マレーシアでは、まったく通じないゲームだと思います。

 

マレーシアは数字のプランよりも、自分のマインドセットを変え、マレーシアに合わせ会社のシステム設計を考えた方がより有効です。無一文で来てしまった私が、ここだけは説得力を持ってアイデアを提供出来る部分と信じています。

 

失敗から学ぶということ

 

私は完全にバカタイプの社長のため、人よりも3倍失敗します。ただし、6年目で振り返ってみると、失敗すれば人より3倍速く情報に辿り着けると言うことに気づきました。仕事のミスには原因を探り、反省はするものの、恥に関しては、ほとんど気にならなくなりました。恥から逃げて勇気を出さず、前に進まない大人のフリをした姿こそが、人間として恥だと考えます。

 

私は日本での経営経験もなく、また1から経営と言う知らない世界に入っています。今後は、これまで仕事や自分の悩みから救われたい一心で集めた取材内容や、集めたレポートや、資料などを皆様と共有し、失敗談からでも、何かしらマレーシアでのサバイバルの助けになればと思います。同時に、データの誤りや勉強の間違えを指摘して頂ければ大変助かります。学校もろくに通わなかった私が、学ぶヒントはいまだそこにしかありません。どこまでも確信が持てないよりは、怒られて何かを知る方が早得なのです。

 

海外で出会う日本人の方々や、日本に関わりを持ってくれているマレーシア人に対しては、気が合う合わない、仕事が上手くいくいかないに関わらず、メチャクチャ個性的なパワーを感じます。わざわざしょっちゅう集まって愚痴り、お互いをコントロールしあうよりは、微力でも良い、少しでも自分の子供がいつまでも幸せに暮らせるように、学門を続け、新しい経験を積み、楽しみ方を覚え、周りに還元する。それを持続させ、皆でやることです。

 

今後とも、未熟過ぎて色々とご迷惑をおかけすることも多々あるかと思いますが、少しずつでも前に進めるよう、気を引き締めて参ります。
引き続き、ご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い致します。

 

Ma-mag marketing sdn.bhd.
代表 中村芙美子

 

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記事掲載日時:2017年10月27日 11:42