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小学校生活開始

マレーシアの小学校生活がはじまりました。

 
我が家は、見た中で最もゆるそうな学校に決め、さらに1年学年を落として1年生にいれることにしました。
それでも日本よりすべての教科が1年くらい進んでいる印象です。

 
たくさん学校を見ましたが、日本の小学校からの編入は難しいというところも多かったです。こちらでは読み書きは幼稚園で習ってきているというのが前提ですし、算数も遅れています。

 
以前、KLのプレスクールに少し通ったのですが、5歳児がやっている内容が、1桁の足し算、引き算など、ちょうど日本の1年生と同じ内容でした。日本ではこれを1年かけてじっくり繰り返し身につけさせます。
こちらは1年生でお金の数え方やグラフの作り方、図形、かけ算までやってしまいます。2年生では割り算、分数の計算、3桁の計算などをやるようです。

 
英語は筆記、リーディング、フォニックス&スペル、文法と細かくわかれています。そのほか、この学校ではマレー語、中国語(北京語)を教えています。

科学では、水や空気の汚染がなぜ起きて、どのように広まって行くのか、や固体や気体、液体の違いなどをやっています。学校によっては歴史や地理も教えます。

 
1年生から試験があり、その結果をもとに親と先生とのミーティングが行われます。

 

悪いことした子はどんどん立たせたり、座らせたりします。定規でビシビシ机を叩きながら厳しく授業する先生もいます。ただし、トイレに行ったり、水を飲んだりは自由にできるようです。

 

先生は基本的にいいところを見ていて、出来ないところがあってもあまりうるさく直さないようです(あまりにできないと進級できません)。健康診断や保健室などはありませんし、校医もいません。給食も街中の食堂に毛が生えたような感じです。新設のインターが乱立しているので、設備やサービスが追いついていないところもあるようです。

 

マレー語の先生は、ローカルと外国人が混じっているため、一緒に教えるのが大変だ、と言っていました。ローカルが幼稚園で習ってきたことを、外国人の子はぜんぜん理解できないのですから当然かもしれません。また、マレー人の多くは家庭でもマレー語ですから、同じクラスでも相当レベルの差があるようです。

 

それでも、とても楽しそうに通っています。授業のテンポが早く、毎日違うことを覚えるのがわくわくして面白いのだそうです。