こんにちは! 野本です。日本に一時帰国して来ました。
帰国中に、弁護士の友達から、「教育虐待」が増えているというお話を聞いて、びっくりしました。
「教育虐待」とは聞き慣れない言葉ですが、プレジデント・オンラインによるとこういう定義だそうです。
児童虐待から逃れてきた子供たちを保護する児童シェルターにおいて、世間一般には優秀であるにもかかわらず、教育熱心過ぎる親に追いつめられ逃げてくる子供が増えてきたことから、シェルターの職員の間で、「これって教育という名の虐待? 教育虐待?」と自然発生的に言われるようになった。
(出典)なぜ「教育」という名の「虐待」が増えているのか(プレジデント・オンラインhttp://president.jp/articles/-/15801)
マスコミが大げさに言ってるだけだろうと思っていたら、どうもそうではないみたい。
本当に教育熱心すぎる親から逃げてくる子供が増えているのだとか。
親には社会的地位が高い人もいるらしい。
受験勉強は自分もやって来た、子供にだってできるはずだという思いがあるのでしょう。
私も大学に入る前には受験勉強をしましたし、それが全く無駄だとは思っていませんが、
これからの時代はもっと良い方法がありそうです。
私たち親が頭に入れておきたいのは、子供は私たちと全然違う時代を生きているってことじゃないかなーと思います。
私が20代の頃花形だった仕事の多くは、無くなりつつあります。編集者の仕事も、原稿用紙がなくなり、ワープロがなくなり、必要とされる技術が変わりつつあります。紙の雑誌ももう役割は終えていますよね。紙の使用量が減っているそうで、書籍もそのうちなくなるかもしれません。
歴史や科学でも新事実がどんどん出てきました。
私が受験勉強で覚えたはずの知識は古くなってます。今やgoogleで調べた方が早いんですよ。
こういう時代においては、子供の方が、親より賢いんじゃないかなー。
私も最近では子供から教わることの方が圧倒的に多いです。
今、子供は最近ではパイソンというプログラミング言語で「マンデルブロ集合」を作るのにハマっています。何をしているのかすら正直、私はわかりませんが、すごく面白いのだそうです。
マインクラフトとは何か、なぜカーンアカデミーが面白いのか、iPadでどうやってアニメーションを作るのか、Youtuberでは誰が人気か、子供から教えてもらいました。学問上、私に教えられることは、ほぼなくなってしまいました。
もちろん、すべて分かった上で、あえて自分と同じ受験勉強に邁進させる道もあると思います。受験勉強は、日本企業的な「我慢の練習」には最適ですから。経験すれば粘り強く物事に取り組める日本的な良い人材になります。
ただ、それを本人が納得してやれば、「教育虐待」にはならないですよね。
「良かれと思って」と押し付ける前に、話し合ってみるといいのかもしれません。
ーーーー
面白かったらお願いします!
にほんブログ村
今までの記事を順番に読みたい方はフェイスブックページ をみてください。
(スポンサーリンク)