以前書いた記事の考察の続きです。
私が新卒で入った保険会社を辞めるとき、会社の先輩たちに言われたこと。
「あんまり夢見ないで、現実見たほうがいいよ」
「厳しい世界だから、やめたら後悔すると思うなぁ」
「経験なしでは無理だよ」
ほんとにたくさん言われました。
もう退職決めた後で、いま言われてもなーって感じでした。
たぶん、マレーシアに来たときにも、言われてる人多いんじゃないかな。
これ、別に意地悪で言ってるわけじゃない。
親切で言ってくれてるんです。善意で言ってくれてるんです。
ただですね。
おそらく….….みんな、恐れてるんです。失敗を。
絶対失敗しちゃいけないと思っているんです。
一回失敗したらおしまいだと考えているのです。
だから、いろいろ冒険する小娘に対して、アドバイスしてくれてるんですよね。
日本の社会は失敗に厳しいです。「あ、間違っちゃった」と思っても、一旦入社した会社や学校を変えるのは容易ではない。マレーシアにいると、つくづくそう感じます。
とはいえ、人は失敗からしか学べない。
あのとき、失敗することを恐れて退職しなければ、私はずっと同じ会社のOLとして働き続けてました。
そして、いまごろお局よろしく、同じような呪いの言葉を後輩に吐いていたと思います。すんごいストレス溜めながら(笑)。
自分の人生の冒険はもうおしまい。
だから、暇を持て余して、他人が何かしようとしたら、全力でアドバイスしにかかってしまう。
そう思うとちょっとゾッとします。
いや、待てよ。
今も私無意識にやってるかもしれないな。最近の私は、たいした挑戦してないから。
誰かが挑戦しようとしたら、暗に「やめといたほうがいいよ」ってメッセージを発してるコト。
多分、それは自分が挑戦しないできたからに違いありません。
今後悔していることがあるとしたら、もっと挑戦して失敗を重ねていればよかったなってことです。
これが自分の子供にできるかっていうと、難しいですけどね。
—–
★マレーシアの教育環境について、良い点悪い点率直にまとめました。電子書籍版です。
マレーシアの学校の○と× アジア子連れ教育移住の第一歩
★マレーシアに車なしで住むノウハウをまとめてみました。電子書籍版です
車なしでマレーシア生活
★フェイスブックで日本にいながら国際交流する方法を書いた書籍(角川書店から発売)です。私はこうしてマレーシア人をはじめ、フィンランド人、香港人などと友情を育んできました。
Facebookで起こる人脈構築革命
★2011年に書いたフェイスブックの入門書。書籍を出版できたのも、マレーシア人のおかげでした。マレーシア人のフェイスブックの使い方についても触れています。
いいね! フェイスブック (朝日新書)