icon-plane 「怪奇!PTAの仕事はなぜ減らないのか?」で考える日本流とマレーシア流

「怪奇!PTAの仕事はなぜ減らないのか?」で考える日本流とマレーシア流

怪奇!PTAの仕事はなぜ減らないのか?

http://toyokeizai.net/articles/-/69315

という記事を読みました。

ママさんバレーとかベルマーク集めとか別にいらないんじゃない?っていうものがなぜ続いてしまうのか? という疑問に対し、記事はこう答えます。

「なぜそうなるかというと「前年どおり」が、最も手間もリスクも少なくて済むからです。」

ほんとその通りだと思います。
私の周りでPTA喜んでやっている親を、ほとんど見かけません。
個人的にはママさんビーチバレー委員とか、なんの意味があるのかさっぱりわからないし、みんなが嫌ならやめちゃえばいいのに、って思うのですが、やめないんですよね….。ようするに面倒くさいんです。

日本っぽいなぁ〜と思いました。
日本の学校や社会で重んじられているのはほぼこれ。日本人は「一旦はじめたことを辞める」というのが苦手なんでしょうか。
たしかに「やめるための合意形成」は手間がかかる。思考停止したまま、過去やってきたことを延々と引きずっているわけです。
それが数十年溜まりに溜まり、化石のように重たくなってきている気がしますね。

▪️間違えたら、途中でやりなおしができる社会

ところがマレーシアはまるで違います。
みんな「間違えた」と思ったり「嫌だな」と思うとすぐにやめてしまうのがマレーシアの社会。行事どころか、学校でも先生、生徒、スタッフがすぐに辞めてしまいます。
日本で先生が辞めるといったら一大事。しかしこちらでは、経営陣や校長先生が変わっちゃったりも日常茶飯事です。

それを見て「根性がない!」と怒る日本人もいますが、ほんといいところと悪いところって表裏一体です。

その代わり、子供たちも、いじめがあったり、学校が今ひとつだなと思うと、すぐにやめられます。止められるということは、次の受け入れ先があるということです。外国人が私立のそれなりに名前の通った学校にいきなり入れちゃいます。

日本の私立学校に途中でふらっと入学しようと思っても、一筋縄ではいかないです。だから、子供が卒業までいじめを我慢したりして、不登校になりながら耐えてたりします。

一長一短なのですから、長所を取るなら短所も飲み込まなくてはなりません。
みなさん はどちらを選びますか。

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