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マレーシア人の英語力が問題になっています

マレーシア人の英語力は比較的高いと言われてきました。
ところがところが、最近それが大きな問題となってきています。

例えば、英字紙Starのこの記事です。

We can heal Malaysians English crisis but we have to work together

そのため、少なからぬ医療系学生が、英語力不足のためにドロップアウトするという事態が起きています。
マレーシアは英連邦構成国の一つであり、医療制度も旧宗主国イギリスの影響を大きく受けているのです。

 

◼︎世代によって違うマレーシア人の英語力◼︎

マレーシアの英語力は、学校で使う言語によって大きく左右されてきました。
そのため、世代によって英語に強い世代、弱い世代があります。

ほぼ英語で授業を受けてきた人々の英語力は強いのです。

ところが近年、政府は段階的に英語での授業を減らし、マレー語重視に変えてきました。
そのため、英語力が不足し、英語で勉強する医療系学生たちの危機につながっています。

教師の英語力不足もしばしばマスコミで問題となっています。
乱立するインターナショナル・スクールではネイティブの先生たちは引っ張りだこ。

英語力不足に対する処方箋として、記事中では

・家で英語を話す
・英語の本を読ませる
・TVやインターネットから学ぶ
・NGOのプログラムに参加する
・ネイティブの国の姉妹校と文通させたり、スカイプで交流したりする

などを提言しています。うーん日本みたい。

あるマレーシア人には「全部日本語で完結する日本は良いよね」とも言われました。
言われてみると、確かにそうかもしれないですねー。

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(お知らせ)12月5日(土)、東京でお話会をやります。マレーシアの教育事情に興味のある方、質問のある方、ウエブでは書けないことをお話します。詳細はこちらです。11月28日締め切りです。

アエラ11月9日号に記事を書いています。
エプソム・カレッジで、グローバルマッチョな寮生活を送るスーパー中学生に話を聞きました。

東洋経済の連載記事のリンクです。

http://toyokeizai.net/category/malaysia

★マレーシアの教育環境について、良い点悪い点率直にまとめました。電子書籍版です。

マレーシアの学校の○と× アジア子連れ教育移住の第一歩

★マレーシアに車なしで住むノウハウをまとめてみました。電子書籍版です

車なしでマレーシア生活

★フェイスブックで日本にいながら国際交流する方法を書いた書籍(角川書店から発売)です。私はこうしてマレーシア人をはじめ、フィンランド人、香港人などと友情を育んできました。

Facebookで起こる人脈構築革命

★2011年に書いたフェイスブックの入門書。書籍を出版できたのも、マレーシア人のおかげでした。マレーシア人のフェイスブックの使い方についても触れています。

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