マレーシアでのSNSの普及。何度も書いてきたように、それはもう凄まじいものがあります。
とくにフェイスブックとWhatsupというチャットソフトの普及率はかなり高く、どこへ行ってもスマホを見ているマレーシア人で溢れています。
けど、でも、それがマレーシア人たちのストレスともなっています。
インド人の友達、交友関係が大変広いです。
Whatsup(Lineみたいなもんです)で参加しているグループが200以上あるそうです。
「仕事が終わってスマートフォンを見るでしょ。たいてい2000件以上の未読があって、読めるはずないでしょ…って感じ。ほんと、Whatsupって、今世紀最悪の発明だと思うわ〜」とぼやいています。
彼女は、ついに電話番号を変え、ごくごく親しい人のみに限定しているそうです。
別の中華系の友達はモテるので、複数の女友達からのチャットがひっきりなしに来るそうです。
「もう慣れたけど、相手の返信が早いから大変だー」と言います。
返事そのものをやめちゃえば?っとも思いますが、NOと言えない性格ゆえ、難しいそうです。
朝の「おはよう」から始まって、夜の「おやすみ」までひっきりなしに、近況を伝えるグループもあります。
誰かの書き込みが途絶えると、心配されてたりします。
この私ですら、学校関係、ジム、音楽仲間、昔からの友達関係など、気が付いたら大小のグループを合わせて20ほどのチャットグループに参加していて、多いときは未読が100個くらいたまってしまいます。面倒になって、読まなくなります。が、書き込みが途絶えると「どうしたの、具合でも悪いの」とメッセージが来ることもあります。
フェイスブックで「いいね!」したのしないので、揉めてる人たちもいます。
全部に「いいね!」することないし、だいたい他人の投稿全部読めないでしょ、って思います。
Whatsupで名前を呼び間違えたことで、延々と議論になることもあります。
まあたくさんあれば、間違えるよね?
しかし気になってしまうらしい。
まあこういうのが気になるっていうのは悪気はなくて、おそらく、ただ暇なんですよね。
暇な人というのはどこにでもいるものです。
暇な人に忙しい人が振り回される、という構図は日本とまったく同じです。
余談ですが、SNSは中毒になりやすいので、時間を決めてみるとか、見ない日をつくるとか、
積極的に離れる時間を作ったほうがいいと個人的には思っています。
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★マレーシアに車なしで住むノウハウをまとめてみました。電子書籍版です
★フェイスブックで日本にいながら国際交流する方法を書いた書籍(角川書店から発売)です。私はこうしてマレーシア人をはじめ、フィンランド人、香港人などと友情を育んできました。
★2011年に書いたフェイスブックの入門書。書籍を出版できたのも、マレーシア人のおかげでした。マレーシア人のフェイスブックの使い方についても触れています。