icon-plane デジタルネイティブなアジアの子どもたち

デジタルネイティブなアジアの子どもたち

マレーシアの子供たち、まさにデジタルネイティブ世代です。

学校ではコンピュータの授業があり、
マサチューセッツ工科大学が開発した子供用言語「スクラッチ」や
「MSW LOGO」という教育用プログラムで学んでいます。

先生たちは家でも子供がコンピュータを使うことを推奨しており、
歴史の調べ物など、 宿題はパソコンなしには完結しません。

 

◼︎日本の学校でマインクラフトを教える日も近い?

子供たちが夢中になっているゲームに「MineCraft(マインクラフト)」というのがあります。
基本的なブロックを使い、建物を作っていくというのが基本的な遊び方。

ここまではゲーム専用機やiPadでもできるのですが、
パソコンになると大きく遊びが広がります。

とくにユニークなのはコマンドブロックと呼ばれる、
指定されたコマンドを実行するブロックの存在です。
これ使ってゲーム内にパソコンを作ったりロボットを作ったりできます。
小学生の子は自動販売機を作ってました。

また、マルチプレーヤーと呼ばれるサーバーでの対戦では、
ユーザーが自分でゲームのルールを設定し、
人を集めることができるんです。

例えば「あるミッションに従った建物を一定時間に作ること」だったり、
「指定されたお題でお絵描きをすること」だったり、
「指定された人を探して戦うこと」だったり、
ゲーム参加者は指定されたミッションをこなしながら競います。

子供はこうしたルールを英語のヘルプを見て勝手に覚え、
自分でも試しています。

世界中の人が、英語でチャットをしながら遊んでいます。
なかには他人のキャラクターを殺して回るような病んだ人もいます。
四文字言葉を連発する人もいて、
実世界と同様、ひたすら楽しく遊べているというわけではないようです。

賛否両論あるでしょうが、夢中にならないと見えてこない世界があるのも事実。

とか書いていたら、マイクロソフトがマインクラフトの学校教育版を2016年夏にリリースするみたいですね。
日本の学校でマインクラフトを教える日も近いかもしれません。

本家マインクラフト入手はこちらから(英語)
https://minecraft.net/

解説本

スマホ版のマインクラフト(機能は限定されます)

PSP版のマインクラフト(機能は限定されます)

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東洋経済の連載記事のリンクです。

http://toyokeizai.net/category/malaysia

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