またまた扇情的なタイトルを付けてしまいました。
元ライブドア小飼弾さん×元アップル松井博さんの対談の続編がアップされました!
いまや学校で教わらなくても、グーグルで検索すればたいていの情報は書いてあります。
自分で自分を教育することも容易になりました。
ただの「物知り」が急速に価値を失いつつある今、学校に行く意味ってそもそもなんなんでしょうか?ってお話です。
いまや出来る子は語学でもなんでもYouTubeなどで勝手に勉強してしまいます。
タダの教材はウエブに溢れており、プログラミングもウエブ上に教材がたくさん転がっているそうです。一流大学の講義だって無料で見ることができますし、TEDだって無料ですよね。
受験戦争が白熱する一方のここマレーシアでこんなことを言うのもナンですが、今後、教育自体が無料に向かっていくのかも知れません。
一方、いまや修士を出た学生が世界的に就職難に陥っています。ホワイトカラーの仕事が急激になくなっているのです。
——————
松井:仕組みづくりって、学校では教えてくれません。
日本の学校は人との距離を測るとか、言われたことをやるとか、そういうことしか学校で教えてくれない。もし“企業帝国(国境を気にせず自らの利益を追い求める企業)”で出世したければ、仕組みづくりができないとダメなんです。
一方、ネットで検索して自分で自分を教育する人がいっぱいいるわけで。後進国ではそうした人が増えてきました。
小飼:そうなんです。テストの点数がいい子はいいゲームプレイヤーになれるかもしれないけど、ゲームメーカーにはなれない。ゲームメーカーになって初めてそのゲームに対して報酬が支払われるのにね。(中略)「学校を卒業すると、何かいいことあるの?」という質問に対し、本当にさらっと説明できないんですよ。
——————
とはいえ、大多数の人は仕組みの中で働くほうがずっと楽なのではないかと推察します。もちろん、その仕組みが継続すればの話ですが。
そしてアップルも最近は高学歴化が進み、よほど良い大学を出ていないと採用されないようです。しかし……。
——————
松井:「今後のアップルは大丈夫でしょうか?」とよく聞かれますが、アップルには以前、中卒や高卒の人がたくさんいました。ですが、最近はどんどん減っていて……これって残念だなあと思いますね。
小飼:高学歴の人ってやっぱり仕組みを維持する側にまわってしまう。仕組みの中で育ってしまうとなかなか仕組みをつくる方向にいかないんですよね。
——————
ううむ、たしかに高学歴の人ってシステムを維持するには最適な人材な気がします。
とくに日本の高学歴者はその傾向が強いかも……。
——————
小飼 そもそもコンピュータサイエンスなんかを勉強するのに大学に行く必要があるのでしょうか。
松井:本当にそうですよね。僕も新しい言語を覚えるときには、書店で数冊の本を買って、あとは“グーグル先生”に聞けばたいていのことが分かる。
——————
個人的には学校に行くのはやはり価値観の違う人と出会うためかなぁと思ったりしています。
全文はここで読めます。毎回手前味噌ですが、読んで損はないです。
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1307/05/news009.html
でも興味持ったら下記の本も買ってください! すいません毎回宣伝エントリで。
「企業が『帝国化』する」(松井博/アスキー新書)
http://www.amazon.co.jp/dp/4048869647/
「僕がアップルで学んだこと」(松井博/アスキー新書)
http://www.amazon.co.jp/dp/4048865390/
私の本もよろしくお願いします! →「アジア子連れ教育移住の第一歩」